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ソウマ·ヤツギ

 かつて、魔王と勇者は、敵対し戦争が絶えなかった。

だが、ある時の魔王と勇者は、敵対関係をやめ和解の道を模索していた。

しかし、その状況を快く思っていない人物がいた。

それは、『転生者·転移者(イセカイジン)』だった。

そして、とある『転生者』がある爆(・)弾(・)を(・)使(・)っ(・)た(・)事で世界は荒廃した。

————————————————————————————————

 俺、ソウマ·ヤツギ 15歳 元(・)男(・)

今も心の中では男だと思っている。

なぜ、俺が元男と言ったのか、それは、簡単な話で俺は、幼少期の頃から何度も身体改造されたからである。

簡単に経緯を説明しよう。

俺は、『移動式監獄都市(パノプティコン)アラクネ』で囚(・)人(・)の(・)子(・)供(・)として産まれた。

そもそも、『移動式監獄都市アラクネ』とは、荒廃してしまったこの世界で魔物の脅威や自然災害から逃れる為にまた、貴重な資源を確保する為、魔物の脅威から囚人以外を守る為にとある『転生者·転移者』によって造られた蜘蛛型の人口都市である。

なぜ、囚人は守られないのか、そもそも、囚人とは何かその答えは簡単だ。 

囚人とは、この世界で何も出来ない者は、等しく罪である。

これは、けっして差別ではない。

もっと具体的に言うのならば、例えば記憶を失くした。

これは、立派な罪になる。

記憶という重要な資産を失ったという事で罪になる。

後は、単純に監獄都市が定めた法律に違反した者も囚人になる。

そして、囚人には、奉仕という形の刑罰を与えられている。

魔物討伐や罪人の捕縛や要人警護等多岐に渡る肉体的刑罰が主となっている。

これをする事により、囚人達は、最低限の人権が認められ衣食住が認められいる。

それもそうだ、この世界は、何もしない人を養えるほど優しくはないからだ。

話を戻そう。

俺は、囚人の子供として産まれたと同時に俺も、囚人になってしまった事で、最低限の人権のみしか認められていない為に俺は、俺の親である囚人の許可なく俺を改造する事ができた。

そして、俺は、三才の頃から身体改造を施された。

最初に両手を改造された。

右手には、オークとミノタウロスの筋肉をミックスさせて、猫の獣人の特徴的な手を俺に移植した。

左手には、龍人(ドラゴニュート)の特徴的な手を移植しドラゴンとバーサーカーエイプという猿の魔物の筋肉をミックスさせて移植した。

ここに、龍人の特徴を持ち魔物の筋力を得た左手と猫の獣人の特徴を持ち左手同様の筋力を得た右手が生まれた。

そして、五歳の時に肺をドラゴンの物を縮小させて人間サイズにしたモノを移植され同年に俺は性転換された。

そこからというものさまざまな検査や検証を重ねて、十二歳の時に囚人としての最低限の教育を終えた。

そんな俺には、同い年の同期がいる。

俺と同じく身体改造を施され性転換もされたたった一人の同期がいる。

俺と同期は、同じ区画の独房に入れられそれぞれ別のリーダー格の者の下につくのが慣習になっていて、同期がついたのが、穏健派で知られ人情にあつく自分より他人を心配するような男の元についた。

だが、俺がついたのは、侮蔑するような言い方をするのはあれだが、デブという言葉がそのまま似合うような醜く肥えた男の元につく事になった。

この男をあえてデブと言おう。

このデブは、自分の下についた男の中でも見込んだヤツには、親しく接するが、女性は奴隷のように扱い毎晩自分の独房に呼び出し肉体関係を強要するが、拒否したヤツは、徹底的にコキ使い魔物討伐を自分の手柄にしてそいつと同じ任務の時に瀕死の重傷を負ってしまった時にその女性を治療するわけもなく強姦し死んでしまったら腕だけを切り落として彼女は魔物に殺されたと迫真の演技で騙し遺体を野ざらしの状態で放置して俺は、仲間思いの人情派だと騙している男だった。

そんなデブだが、俺に肉体関係を持とうとはしなかった。

理由は、検討がつく。

俺が元男だからだと思うが、真意はわからない。

しかし、俺の扱いは、女性と変わりなかった。

俺が討伐した魔物を自分の手柄にしたり、俺の食事の量を少なくして自分の量を多くしたりと上げて行けばキリがななくなってしまう。

 そんな日々が続いたある日の出来事である。

それは、一つのサイレンから始まった。

その日、ゴブリンの大群が、『アラクネ』の内部に侵入した。

侵入経路は、『アラクネ』に水や人の出入りをするためにある車が一台通れるくらいの穴が無数に格脚にあるのだが、そこから侵入してしまったみたいだ。

そして、俺は、独房の中に入ってきたデブに首を掴まれ持ち上げられて壁に叩きつけられて起こされた。

俺達囚人は、一人一部屋の独房に入れられ本人以外の出入りを禁止しているが、リーダー格の者は、緊急時は、勝手に入れるようになる許可がおりている。

強制的に起こされた俺と運悪くその日もう一人のリーダー格が別の奉仕の影響で独房がある区画におらずついでと言わんばかりに無理やり連れて来られたみたいだ。

 そして、俺達は、ゴブリンが侵入した脚に向かうとそこには、先に来ていた囚人の死体をむさぼり食らうゴブリンの大群がいた。

俺と同期そして、デブとデブの部下達が戦いなんとか討伐することが出来た。

その帰りの道中、俺達は、大きな洞窟のような場所の前で休憩をとっていた。

元々、格脚には、先述した水や人の出入りができる穴があるのは、先端の方だが、胴体に近い所には、数少ない木々を植えて造られ道が整備された森が広がっていた。

俺と同期が立ち上がるとデブが、穴の中を確認して欲しいと言われてデブに背を向けて二人で見ていた。

直後、俺達は押されて穴の中に落ちて行った。


 




 

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面白くなかったら☆1だけでも構いません。

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