アクアツアー・到着&出発
ミクは言われた通りに真っすぐ、その方向に歩いて、看板までたどり着くことができた。ここに来るまでに二十分程かかってしまったが、ミクからすれば、上出来の結果だった。看板には、←ジェットコースター ???→と書かれていた。
「えっと・・・この看板を左って言ってたけど、本当にあってるのかな?」
『ミクちゃん聞こえる~?さっきのナビゲートにミスがあったみたい。アタシは左って言ってたけど、右に曲がってほしいの。そっちの方が近道になるのよ』
「何でですか?いったん、ジェットコースターからやり直しかと思っていました」
『ジェットコースターからやり直しても、結局ミクちゃんが今いるところに戻ってきちゃうのよ~だから、右に曲がれば短縮になるじゃない?そ・れ・に~次のアトラクションはかなり疲れるわよ~?』
そう聞いて、ミクは行きたくないと強く思った。疲れるということは、動くのだろう。
(あれ?でも、次のアトラクションってアクアツアーなんだよね?そんなに疲れる印象ないんだけど)
『お願い。ここはモナカの言う通り、右に曲がった方が楽だし、私自身、カイトのお気に入りにはなるべく死んでほしくないの』
私のおもちゃでもあるんだから。そういったとたん、さっきのセリフが台無しになった。グレイ本人はきっと心からの本心で言ったことが伝わってしまった。
『ちょっとグレイ。ミクさんに失礼ですよ!・・・ミクさんごめんなさい。グレイは根は優しい子で、悪気なんてないんです』
「えっと・・・まぁ、グレイさんのことについては特に気にしてないんですけど・・・あなたは」
以前一度だけ聞いたことのある少年_キョウ_の声に、ミクは戸惑っていた。
『失礼いたしました。ボクは、キョウと言います。以後お見知りおきください』
そういって、頭を下げたような気がした。
『さて、キョウ君の自己紹介も終わったことだし、そろそろ、進みましょうか。ミクちゃん、右に真っすぐ行ってくれるかしら?』
モナカのナビゲートを頼りに、アクアツアーの場所までたどり着くことができた。見た目は某夢の国にありそうな感じである。
「ここが・・・アクアツアー」
『アクアツアーへようこそ!これから、このアトラクションの説明をさせていただきます。
まず、お客様にはこの乗り物に乗っていただき、各ステージへご案内いたします。そこにはいろいろな生物をかたどったものがございますので、水鉄砲で倒していただきます』
ここまでは、ミクが知っているアクアツアーだが、これのどこが疲れるのか、意味が分からなかった。
『なお、このアトラクションでの失格基準は"点数が1,000を超えること”及び、"最後の敵を倒せないこと”でございます。失格になりましたら、強制的に水の中へ大分していただきますので、ご注意ください』
そのアナウンスが終わるのとほぼ同時に、アクアツアーが始まった。




