刀と札
化け物との戦いのせいで俺の大事な船は穴だらけ血だらけのおんぼろのガラクタきなっちった。
ったく修理代がバカにならない。
おぉ、俺は導星一だ。
俺は無線を手に取り俺達の上にいるヘリコプターにかける。
「借りができちまったな狩野」
『あぁ、これで4つめだ』
「それはない」
『いや、イラクで刺し殺されそうだった時、ミャンマーの抗争に巻き込まれた時、妖怪カワウソに殺されそうになってた時、それに今助けてやったろ?4回だ』
「そんなことはさておきだ。船がかなりのダメージを受けし何人か人間を救出できたから一回本部に戻りたい、援護を頼む」
『了解、今高度をお前達に合わせる、その後は俺と並走しろ』
「了解」
そして数分後、目立った戦闘もなく俺たちは陰陽師本部に行き救助した人々を安全な場所(結界が張ってあるに)に連れいき陰陽師に付属されている看護婦達に渡した。
そして俺達は飛行機の上に寝ている人々、被害者達を見た。
あまりに惨くおぞましい光景にただただ怒りが心の底から沸いた。
それはここにいる俺達全員だ。
そして俺は言う。
「無実な人間をこんな姿にするとは・・・なぜだ」
乱は言う、
「惨すぎる、どの戦場よりも酷いぜ、こんなにも跡形が残る死体なんて今まで見たこともない・・・」
そして栖啼は俺に訪ねる。
「んで、これからどうするんだ?」
俺は言う。
「奴らの野望を崩壊させるぞ・・・阿倍野波流斗をぶっ殺す」
**************
深い森の山奥にて・・・
私は今、茨木大輝のパラレルワールドに入り彼らを捜索しているわけだが、なかなか会えない。
彼らは一体どこなんだ?
私は草野大和 46歳 趣味は映画鑑賞と散歩、好きな動物はネコ 好きな俳優は三船敏郎 好きな映画は醜聞最近は芋焼酎を嗜みながら映画を観るのが日課である。
職業は陰陽師であり、阿倍野保信さんの秘書であり側近である。
特技は刀と術式だ。
「パラレルワールドに入るまでは簡単だったがこのパラレルワールドの広さ・・・
彼の妖力と想像力が強いことがわかる。
危険度はAAA級を越えているな」
と私は愚痴をこぼした。
ん?今、妖怪に危険度なんてあったの?とか言ったか?
まさか!茨木大輝達は言っていなかったのか!?
ん?その前にみんな、なりふり構わず敵に突っ込んで行っただと!?
全く無謀にも程がある・・・
それでは危険度について説明しよう。
危険度とは妖怪の強さを表した物であり、階級的には一番低くてD級、一番高くてS級になる
茨木大輝はS級の一歩手前のAAA級だ。
S級の妖怪は誰だと言ったか??
S級の妖怪はただ一人、山ン本五郎左衛門だけだ。
つまりは今の阿倍野波流斗なのだ。
じゃあ階級が一個低い茨木大輝に勝ち目は無いじゃないかって?
そんなのは私にはわからない。
だが、阿倍野保信さんが期待している子だ、何かあるに決まっている。
そうしているうちに小川にたどり着く。
丁度いいここらで一休みしよう。
私は荷物を下ろす。
そして川の水を飲む。
いい水だ・・・
河童なら汚く濁ったドブの様な川くらいしか再現できないだろう。
そう思いながら私は水筒に川の水を入れる。
5時間も歩き回ったせいで水筒がすっからかんだったからな、丁度いい。
水筒に栓を閉め、その場を離れる支度をしていた時、ほんの少し草木が揺れた。
それにこの視線は・・・
全部で5人か・・・
私は草むらの中にいる奴らに向かって言う。
「茨木大輝か?」
返事はなし、ではこちらから話を続けよう。
「私は陰陽師 幹部の草野大和
阿倍野保信さんからの使いだ。
怪しい者ではない」
だが、反応はない。
私は刀と札を取り出し、警戒しながら草むらへ近づく。
「茨木大輝なのか?大丈夫だ、攻撃はしない、安心しろ」
私と草むらとの距離は約50センチになったその時!
ゾンビの様な化け物が私に襲いかかってきた!
「っ!!」
私は咄嗟に抜刀し襲ってきたゾンビの頭を斬り捨てる!
まずは1人目・・・
その直後私の背後からもう1体襲いかかってきた!!
そいつは長い爪で斬りかかってきたから私は刀で受け止めそして札をそいつの腹部にあて、こう叫ぶ!
「悪なる者よ 、その罪を償い塵となれ!覇!!」
すると、ゾンビは細かい塵となり消えてしまった。
これで2体目だ・・・
さて、あと3人、どこから仕掛けてくるのだ・・・
私は精神を集中させ辺りを見渡す、だが奴らの気配を感じない。
奴らは頭はいいのか?何なのかわからないが手強いと言うことは真実らしい。
すると!左30°に値する木の上で微かな音が聞こえた。
私は必然的に意識を上に傾ける、そして奴らの1体が攻撃を仕掛けてきた!
私はゾンビの攻撃を右に避け、ゾンビを刀で突き刺す!
これで3人目、さて次はどこからくる?
上か?下か?どこだ!!
すると奴らは2人揃って左右から来た!
まずい!片方は倒れせるが片方には背中をやられる!
このままでは死ぬ!
絶体絶命のこの時、2体のゾンビ達いきなりの首を斬り飛ばされる!
なんだ!何が起きた!
すると後ろから声が聞こえる。
「あんたは大和さんじゃないですか?」
私は後ろを振り向く、するとそこには雷を纏った鬼の子がいた。
そう、私が探していた、茨木大輝だ。
「君が茨木大輝・・・だな」
私は訪ねる、すると彼はこう言う。
「いかにも、俺は茨木大輝
茨木童子の子孫さ」
37章 終
オハヨーダ!
神暁翼です!
いやー今回は少し短いお話でしたがいかがだったでしょうか?(時間がなかったw)
敵を強くしてみました、もう一筋縄ではいきませんよー
次回は少し長めに書く予定なのでよろしくお願いします!
では、次回会いましょう、またね!




