3-1 「人」が交わる時
「人」と「鳥」が時を越えて交わる。
「人」の世界に「鳥」が交わる。
望む時ではないが、望む事ではある。
望んだ結果ではあるが、過程も感動も無い。
夢と希望はあるが、今からのことを考えると頭が痛い。
「望んだ事ではあるんだ… だが、期待しすぎて忘れていた。
鳥なんだということを… 鳥は言葉が喋れない。言葉が通じないので、想いが伝わらない。
むぅ… 鳥と逢える事は望んだ結果ではあるのに、その結果が伴わない。
『せっかく逢えたのに、伝える手段が何も無かった。』という事では… 感動も何も合った物ではないな。
言葉でなくても構わないが、想いを伝える方法を考えなくてはいけない。
踊りや手で伝えられなかったのだから、如何すればいいんだか。頭を絞って考えるだけでも痛くなってくる。
ただ、時間はあると思うんだが…」
だが、実際は時間がどのくらいあるか解らない。いつ、鳥との繋がりが絶たれるかは全くわからない。
希望的な予想として、『まだ時間はあるのだ』と思いたい。という感覚ではあるのだろう。
鳥が見てる物を、夢として映像が伝わってくる。
夢と言っても、寝てる時に見るの夢だ。
私が寝ている時に、鳥が何をしているかわかる。
よく考えたら、ほとんど今まで通りだった…
が、今までと違う事もある。
今までは一方的に見るだけだったが、今回は鳥も反応してるようだった。
言葉は通じていないが、『反応しているようだ。』
その結果だけでも希望は繋がっている。そのハズだ…
と考え、一旦考えるのをやめる。
考えても答えは出ない事ではあるし、日々の糧を得なければ、餓死することにも繋がる事になるからだ。
日々の糧、今日も今日とて畑仕事である。
毎日畑仕事をしているため、するべき事は多くは無いが、虫などが付くと作物が枯れてしまうことも往々としてある。
ん!??
突然、視界の端から朝靄のような霧が流れてくる?
今は、昼だし… 朝ではないのだし、靄なぞ立つわけが…
そう思い、左右を見渡すと一面の靄に包まれていた。
それも、畑の麦すら見えない… 景色一面の濃い靄…
靄というより、すでに霧になっている。が、霧とは違い膝下までだけだ。
何か、今、靄の中に鳥が見えたような?
鳥が何かを必死で指示しているように見える…
何を指示しているのかはまったくわからないのだが。
その仕草はとても可愛らしい。
ああ… なるほど。
私が寝てるときに、鳥のしている事は私に見えて、私の言葉に鳥が反応するのなら…
逆もそうなのか。鳥が今寝てるのか。
そして、鳥も私に想いを伝えようとしているのか…
何を伝えたいか本当に解らない。どうやったら伝わるのだろう…
と、思っていたら、鳥は伝えるのを諦めたらしい。
靄の中に入り、何かしてると思ったら…
虫をつまんでどこかへ飛んでいった!?!?!?
気付くと、今まであった靄が晴れている。そこにあるのは、今まで虫を取っていた麦畑だ。
今の靄はなんだったんだ…
虫を捕まえて飛んでいったという事は、靄の中で鳥と繋がっているのか。
それとも、鳥が来ているのか…
どちらにせよ、何かを渡せるという事でもありそうだ。
それにしても、私の見ていた風景とずいぶん違う様な…
今度、鳥と話す事になる時には、じっくり周りを見渡してみる事にしよう…
それと、虫は持ち帰れたのであろうか・・・
持ち帰れたならば、起きた鳥の周りに虫がいたりとかするのであろうか…
子供達にあげれると良いんだ… が?
捕まえた虫が、鳥の巣にいるとしたなら… 鳥のいる世界の事を知る事は出来ないだろうか?
木片… は厳しいか。鳥に持ち帰らせるには重過ぎる。
寺子屋の書き損じの紙でも使い、鳥の世界の人から知識を得る事が出来るのではないだろうか…
… 出来るかもしれない。
次に鳥と話出来るとしたら夜寝る際。
となると、早速用意してこなくてわ!
そういっても、寺子屋の紙なんて、もう何年も前の話ですでに手元にはない。
紙は高級なもの。とても手軽に用意できるものではないが…
畑仕事は明日にして、今からでも行くしかないか。 寺子屋まで…
まぁ、夜まで帰れるかどうかは解らないが、帰って来た後には疲れてすぐ寝てしまえるだろう。
その際には、好きなだけ鳥の世界を見てくることにしよう。
(´・ω・`) 予定では、21時ぐらいに終わらせるつもりだったのですが。
(´-ω-`)気付いたら、22時半とか。時間かかりすぎたーーぁぁああ。
それと、サボりすぎててごめんなさい!!m(;∇;)m ゴメンネ




