〔第46話〕お前…面の皮、辞書ぐらい厚いな…。
周回移動都市の地面を踏んだ。
直径20kmにも及ぶ巨大な四足歩行の建造物、その地上はメカメカしくサイバーパンクな雰囲気が広がっているイメージだったのだが、イイ意味で裏切られた。
「ふぃ〜、ん゛ん゛ーーーーー!大ッ自然!!風が気持ち〜ね、兎!」
「き、気持ちね…」
周回移動都市、その地上は生い茂る青々とした草木が気持ちいい土地だった。
「ねぇ、謎の建造物ってめっちゃ自然豊かだね。」
観光地に来たかの様なフブの声にカスミが返す。
「謎じゃなくて周回移動都市だ。ここは独自の生態系があるから色々な植物や動物がいるぞ。」
「ほげぇ〜…」
「ふふふフブ…あれ…」
「ん?」
私が指を指している方向に大きな馬車が複数台並んでいた。
アレに乗るのか…と考えつつ私は何となく周りを見た。
カンネ•ロードにカスミ、私とフブ、それにツグネ。
ツグネに関しては色々と謎めき、なんか怖いイメージがあるので出来るだけフブを壁にして距離をとっている。
強い人が沢山いる…とりあえず、安心だ…。
あっ…エウレカが居ない。
「かかかカンネ•ロード…えええエウレカは…?」
「あぁ、そういやアイツまだ地上にいんなァ。まァここに居ねェって事は何か用事あんだろ。」
(えッ、エウレカの扱い雑くない?)
そんな事を話しつつ私達は馬車の前まで来た。
するとその時、馬車の扉が開き、中から1人の青年が顔を出した。
「おっかえりぃ〜!初めましての人はこんにちは〜僕はセネカだよ〜!皆んなサキミネ見つけてきたぁ〜?」
底抜けに明るい声に皆の緊張が緩まる。
しかし、しばらくの沈黙が場を掌握した。
この沈黙は誰が“責任を持って現状を報告するか”の迷いの現れなのだ。
それかこの馬車から顔を出している青年の信用が無いか。
まぁ流石に後者の方は無いか。
—————— シーンッ。
誰もサキミネが誰か話そうとしなかったので、フブが兎の手を後ろから握り腹話術の様な話し方で話し出す。
「コンニチワッ、ワタシガ“サキミネ”ダヨッ!」
兎はフブに体を操られ、恥ずかしさで静かに視線を落とす。
フブの腹話術を見たセネカが思い付いたかの様に馬車の中から1人の女を引っ張ってきた。
そしてその女の顔を馬車から覗かせる。
その女はセネカの行動に戸惑った様な表情見せているが、セネカはそれを一切気にする事なくフブの様に腹話術をし出した。
「コンニチワッ↑ワタシィ〜↓セルフレリアァッ!君がサキミネなんだネェ〜→ヨロシクネェ〜↑」
セルフレリアと呼ばれた女がセネカの腹を肘でどついた様な動きを見せた。
馬車の窓からでもわかるその動きに訓練された洗練さを感じる。
——————ドスッ!
「ぐぇッ!」
窓から放り出され、地面に落ち蹲るセネカを無視し、セルフレリアと呼ばれた女が馬車の扉から優雅に降りて来た。
まるで何事もなかったのかの様に。
その先で腰を屈め、扉の下から階段の様な足場を引き出した。
そして女は馬車の扉を少し開き、その隙間から中の方へ声を掛けた。
「エヴァンテ様、用意が出来ました。どうぞ此方へ。」
——————ガラガラッ。
馬車の扉が開けられる。
大きな馬車の中から豪勢な白い聖職服を着た女が馬車の中から姿を現した。
豪勢な服を着ているにも関わらず、目隠しをしているその姿に違和感や少しの畏怖を感じざる得ない。
その女が引き出された階段を降りるよりも早く、同じ馬車の別の扉からぞろぞろとお付きのメイドが出てきて、目隠しした女のスカートの裾を皆で持ち上げ始めた。
——————トッ、トッ、トッ。
ゆっくり階段を降りる。
その姿はさながら花嫁の様だった。
そして周回移動都市に帰ってきたカンネ•ロード達の前に立ち軽く膝を折り曲げ、スカートの裾を持ち上げた。
訂正しよう。
これは花嫁じゃなくて女王だ。
その女はカンネ•ロードとカスミに無言の挨拶を済ませた後、私とフブの前に来た。
『初め…』
エヴァンテが口を開いたと同時に甲高い声が聞こえてきた。
——————「コンニチワッ!ワタシィエヴァンテェッ↑」
さっきの少年の声だ。
えーと、名前はセネカって言ってたな。
いや、言わせてたな。
地面に蹲って目隠しの女にアテレコするセネカはセルフレリアと呼ばれていた女に蹴り上げられた。
——————ドスッ!!!
「ガハァッ…!!!」
1メートル程、宙に舞うセネカを無視し、目隠しの女は話しを続けた。
『初めまして。私はヴェルサイユ代理人の“エヴァンテ”と申します。簡単に言えばこの都市の代表者ですわ。』
エヴァンテと名乗った女は自己紹介を終えるとフブの顔をまじまじと見て困った様な顔をした。
(あっ…知っているぞ、この反応…)
私はこの後どうなるか完璧に予測した後、横に居るフブの顔を見た。
眉をひそめている様子から本人もこの後の展開を予測できているのだろう。
『あら、ベリエッタ?』
「ねぇ゛ー!!!もう何回目なの!そろそろ私“ベリエッタじゃありません”ってプラカード持って歩くよ!ねぇ゛?!プラカード持って歩くよ?!」
『大変申し訳ございません…。サキミネ様にご挨拶のつもりが、貴方があまりにもベリエッタに似ていたものでついお声がけしてしまいました。』
「髪型変えよっかな…」
フブが自分のポニーテールを振り回しながら呟く。
(そこまで来たらもう別に髪型の問題じゃ無いと思うけどな…)
それはそれとしてだ。
私はエヴァンテの自己紹介が何一つ理解できず困惑していた。
うん、何も分かってないけど、自己紹介されたら自己紹介で返すのが礼儀だ…順当に…とりあえず、私も…
「ははは初めてまして…私は咲嶺兎…あああ貴方の自己紹介何一つわからなかったけど…わわわ私は結局何をすればいいの…」
(要らぬ事も、話してしまった気がする…これが原因で逆行して処刑とかされたらどうしよう。)
どこはかとない不安が私よ胸を撫でる。
しかし、その不安とは裏腹にエヴァンテは少し自分の腰を屈め、私と目線を合わせ優しい笑顔を作ってくれた。
目隠しされ、口元しか見えないその表情に私はビビってしまい、再びフブの背中に隠れる事にした。
『その質問には移動しながら答えましょう。では早速、サキミネ様とツグネ御一行、馬車へお乗り下さい。』
完全にボーっと油断していたツグネは急に名前を呼ばれ咄嗟に声を出す。
「んぇ?!あぁ、おう。んで帰んのか?」
『いいえ、帰るのではなく“市民権”を貰いに行きましょう』
その言葉に対し、ツグネは何かを噛み締める様な表情で言う。
「やっとか…長かった…タフナにも市民権ちゃんと渡せよ。」
『えぇ、タフナさんには先に目的地の方へ向かって頂きました。』
何の話をしているかわからない。
私とフブには理解させなくて良いって事なのか?
私達はこれから何をされるのだろうか。
洗脳か、実験か、情報の絞り出しか…つまり、拷問か…?
市民権とは…何かの隠語なのか?
カンネ•ロードやカスミその他周りのセネカと呼ばれていた青年やセルフレリアと呼ばれていた女…脅威は計り知れない。
すぐに理解した、私達に対抗する術は無いと。
『さぁ、サキミネ様。お乗り下さいまし。』
エヴァンテが言うと同時に、お付きのメイド達が馬車までの短い道に花道を作った。
その花道はメイド1人1人が軽く腰を屈めスカートの裾を持ち上げている。
私とフブがその花道に入る、通過した地点のメイド達が今より更に頭を下げ、お辞儀をしてくる。
んー…なんか。
見たことあるなこれ…。
「ねぇ、フブ…こここれって…」
私の考えている事がフブのツッコミによって代弁された。
「いや、ヤ○ザか!」
フブの痛快なツッコミが場に響く。
フブのツッコミにツグネが堪え切れず腹を抱えて笑った。
「プッ…アハハッ!ダメだ…お前のせいでもうそれにしか見えなくなったじゃねぇか!アハハッ!!」
「え?ツグネさんはヤ○ザって言葉の意味わかるの?」
「俺の事はツグネさんじゃなくて、ツグネでイイ。あぁヤ○ザって言葉はわかる、まぁどんだけお互いの世界の常識が違っているかわかんねぇからな。」
「え…?」
フブは困惑した様子で私の方をチラッと見てきた。
私もフブと目を合わせる。
フブのアイコンタクトは口よりも多く喋る。
きっと今のアンコンタクトを言葉に置き換えると…
ねぇ゛!今の聞いた?!“お互いの世界”って言ったよね?!
多分、こんな事を言っているに違いない。
まとめると私とフブ、2人の思っている事はきっと同じだ。
((まるでその言い方だとパラレルワールドがあるみたいじゃないか。))
——————キィッ、ガチャンッ。
大きな馬車に乗り込んだ。
中には高価そうな赤いカーペットに絵画や暖炉。
更に奥には個室の仮眠室が何個かある。
仮眠室というより個人の部屋か?
テーブルの少し先にはキッチンの様な物まで付いている。
「きききキャンピングカーLv.100みたい…」
「だね…。しかも、思ったより馬車の中大っきいね…。これザッとバス3台を横に並べてくっつけた広さだよ…もう家だよ、家。」
兎とフブがこそこそ話している様子を遠目から見たエヴァンテがお付きのメイドにアイコンタクトを送る。
するとメイドが兎とフブに豪勢な椅子を用意し、そこへ座らせた。
「あぇ?」
「なな何…」
そしてテーブルに飲み物とケーキが運ばれてきた。
「え?ケーキ…食べて良いの?」
「だだだダメ…危ない…どどど毒入ってるかも…」
エヴァンテが私達2人に話しかけて来た。
わかりやすい撒き餌に警戒しながらも私はその声に耳を傾ける。
『サキミネ様とそのお連れのベリエッ…』
「フブ!」
『コホンッ。サキミネ様とそのお連れのフブ様にその様な事が出来るはずがありませんわ。貴方様は周回移動都市にとっての希望の星なのですから。』
そんな会話を横目に聞いていたであろうツグネが私の前に置かれたケーキを自分のフォークですくって食べた。
「ほら、毒なんて入ってねぇよ。」
「つつつツグネ…」
「あ?なんだ。」
「けけケーキ減った…交換して…」
「お前…面の皮、辞書ぐらい厚いな…」
———————————————#####
しばらく立ちっぱなしのだったエヴァンテは私に対面する様、テーブルに着いた。
“目は口ほどに物を言う”という諺があるが、今その言葉の意味を完全に理解した。
エヴァンテの笑顔の裏、“今この移動時間で聞きたい事全部聞いてこい”、そう言っている様に見える。
でも、私は逆張りなのだ。
聞けと言われたら聞きたく無いし、聞くなと言われれば聞きたくなる性分。
故に“今は聞かない”という選択肢を取ろう。
思い通りになってたまるか。
『サキミネ様、これを受け取ってくださいまし。』
——————パタンッ。
私の目の前に1冊の本が置かれた。
「ここここれは…」
見た感じ分厚さは2センチ程だろうか。
綺麗な普通の紙で出来ている普通の本に見えるが…なんか禁忌の書だったりするのだろうか。
『周回移動都市で使われている一般教養の教科書です。』
(ぐっ…やられた…こっちが聞かない事を想定した完璧な行動だ…)
私は教科書に手を伸ばし、隣に座っているフブにも見える形でそのページを開く。
——————ペラッ。
———1.この都市は移動する。
———2.この都市は一年で地球を一周する。
———3.この都市は三つの世界を行き来する。
———4.この都市の住民は、ヴェルサイユから市民権を与えられる。
———5.…
「ねぇ兎…窓の外見て…」
せっかくフブにも見える様に教科書開いたのに全然読んで無いんかいっというツッコミはさておき、馬車から見える窓の外…確かに見たい。
フブが窓にかけられたカーテンに食べられながら外を見ている。
私も迷わずフブと同様、カーテンに食べられに行った。
明るい陽の光に瞼が重くなる。
「…ななななッ!」
どうやら窓の外を見るに森の中の道を抜け、街へ入ったらしい事が伺えた。
瞬間、窓から見える景色に時代が遡ったかの様な錯覚さえ覚えた。
中世の世界に迷い込んでしまったのか、はたまた不思議の国に迷い込んだのか…。
「兎、上も!」
フブの声に釣られ、空の方へ目線を上げる。
「なッ…」
なんとそこには大量という言葉では足りない程の“スフィア”が目的地まで花道を作っていた。
私は目を凝らしてそのスフィアをよく見る。
全員両手の指を絡め、祈りの様なポーズをしている様だ。
「ぎょぇ…なんかこの数…多い通り越してキモいよ…」
「きききキモいね…」
『都市総出の出迎えです。目の保養にして貰うつもりでしたが、お見苦しい物をお見せする結果となり申し訳ございませんでした。』
私とフブはカーテンと窓に挟まれた状態でエヴァンテと話している。
きっとエヴァンテ目線の私達は、初めて電車に乗ってはしゃいでいる子供にしか見えないのだろうな。
ちょっと恥ずかしい…。
それでも尚、頭に掛かったカーテンは振り払わずそのまま話す。
エヴァンテも目隠しをしているのだからこっちもカーテンという目隠しをしたって構わないじゃぁ無いか。
一方、エヴァンテはそんな2人を見て何故だか心がほっこりしていた。
しかし、私とフブはカーテンに食われる事に飽き、静かに頭を元の位置に戻した。
私は熟練刑事かの如く、カーテンを指で一瞬だけ端に寄せ、チラッと窓の外を除いた後、言った。
「…なな何か…こ、この馬車の近くのスフィアだけ毛色が違う…」
『スフィアには様々な用途や種類があります。私の所有するスフィ…』
——————ガシャーンッ!!!
奥から皿の割れる音がした。
それと同時にセネカの軽い声も聞こえてきた。
———「ごめ〜ん!お皿割っちゃったぁ。許してごめん遊ばせ〜。」
エヴァンテの側に立っていたセルフレリアがキッチンの方へ動き出し、セネカの首根っこを掴んだ状態でここまで持ってきた。
あれ、なんな動画で見た事ある…。
猫に捕まえられたネズミの動画だったっけな…。
その状態のまま、セルフレリアは怒りの抑え切れない様子でセネカに言った。
「セネカ、貴方。トワイライト5000の時も待機を命じられていましたね。」
「え…あぁ…その節は誠にごめんなさいでしたぁ…」
「きっと貴方は運動不足で仕方ないのでしょう?」
「え…?あー。いや、別にそんな事〜…」
「運動不足だから、要らない事ばかりするんじゃないんですか〜?(圧)」
「えぇ…?あぁ〜はい。ソウデス。」
その瞬間、セルフレリアはセネカの首根っこを掴んだまま馬車の扉を勢い良く開け、景色が流れゆく外へ放り投げた。
——————ドンッ!ゴロゴロゴロゴロッ!!!
激しく地面に転がるセネカが一瞬でフェードアウトした。
「走って馬車について来なさい。貴方には良い運動になるとともいます。」
そうして、セルフレリアは静かに扉を閉めた。
「エヴァンテ様、サキミネ様、お見苦しい物を見せてしまい申し訳ございませんでした。」
流石に私を含めた周りの全員がセルフレリアに引いている。
「ひぇ…スパルタ過ぎるよぉ…」
フブの悲痛な声。
しかし、私は別のことを考えていた。
(扉の外、人がいっぱい居た。)
謎の巨大建造物“周回移動都市”。
沢山の人が住んでいた。
窓から覗いていた時は馬車の座高が高くて人影が見えなかったのか…?
いや、そもそも人の居ない場所だったから見えなかったのだろうか…。
まぁいっか…。
『セルフレリア、気持ちは分かりますが程々にして下さいまし…』
「承知致しました。」
バツの悪そうなセルフレリアを横目にエヴァンテは続ける。
『ん゛ん゛。サキミネ様、エヴァンという街に入りました。』
「え?!市民権?って奴、今から貰いに行くんだよね?!」
フブが急に声を上げた。
『そうで…』
エヴァンテがニコッとした表情で返事を返すが、エヴァンテが話し終えるよりも前に興奮したフブが更に話を続ける。
「ここ!この本に市民権を得た市民は不老になるって書いてるよ!本当?!」
『えぇ、その通りですわ。』
「ななななッ?!さささ詐欺師の常套手段…ッ。信用出来ない…」
『ふふっ、詐欺師ではありませんわ。信じがたいでしょうが市民権を得た者は不老のチカラを得る事が出来ますわ。』
「え?!てことは、エヴァンテも不老なの?!」
エヴァンテに敬語を使わないフブに対し、セルフレリアの眉がぴくりと動く。
しかし、隣に私がいる為何も言えない様子だ。
セルフレリアのこの様子から見てフブに激似のベリエッタという人物はエヴァンテに敬語使ってたと考えられる。
『えぇ、もちろん例外なく私も不老ですわ。』
「えぇ?!何十…いや、何百…歳なの?!」
『うふふっ何歳でしょうか?当てて下さいまし?』
「めめめ面倒くさい年寄りの常套句…」
「コラッ兎!失礼な事言わないの!」
「ごごごめんなさいエヴァンテさん…」
『とんでもございませんわ。』
「んーっ、300歳!!!」
『違いまし。』
「えぇ?!んー…1000歳?!」
『違いまし。ふふっ。』
「えぇ?!」
エヴァンテとフブの質問大会に兎が割り込む。
「ごごご5000歳…」
『あらっ、大正解ですこと…』
エヴァンテは目隠しの上からでも,分かる様な驚きの声を漏らした。
「えぇー?!兎凄い!!!何でわかったの?」
「ここ声と仕草で…予測した…」
正解数値に近づく割合が大きくなるにつれて、口角が上がっていた。
本人の癖なのか、ワザっとなのか…。
どちらでもイイ。
とりあえず、私はエヴァンテに少しのドヤ顔を見せた。
どうだ?やってやったぜ。と言わんばかりの表情にエヴァンテは素直に関心する。
『この目隠し姿でも声と仕草だけでそこまで予測できるのですね。流石、都市の救世主様ですわ。』
こんな分かりやすいよいしょで気持ちよくなっている私は単純なんだなと自覚する。
でも…5000歳って…何から何まで未知の域だ。
この人の前であまり下手な事しない方がいいのかな…?
しかし、私が救世主?
相変わらず意味がわからない。
私にはメカニック系の技術しかないけど…
なんかこの都市のスフィアとかいうロボットがいる時点でそっちの方が技術高そうだし…あっ。
兎は気づく。
「ななな何でスフィアとかすすす凄いロボットがあるのに馬車なんか使ってるの…?」
『鋭い観察力、感服致しますわ。』
つまみ食いに失敗したセネカがお皿を割ってしまい、馬車から放り出される。
セネカ自身もこんな事、初めて体験したとの事だそう。
転がっている時とても背中が痛かった。
流石にあれはやり過ぎだと思いますとの事。
byセネカ•ミル•レイディ供述調書。
カーテンに挟まれた兎とフブ、その状態で話を続けている姿を見たエヴァンテは思いました。
(室内で飼い慣らしていた小動物が初めて外を見た時見たいですね…)




