反抗心の結果
「ここはどこなんだよ」
「俺が聞きたいよ」
ルフのつぶやきに俺が思わず言い返す。帝国とやらに向かって荒野を歩いていたにも関わらず、何故か真っ黒な空間に俺たちは立っていた。
「お前ら、妖精の国に立ち寄ったな?」
そこに現れたのはハゲた大男、もといハンター協会の謎多きマフィアのボスだった。ホラーみたいに出てくるのはどうかと思うんです。
「ボス、妖精の国ってなんだ?」
「ムイムイ達着ぐるみ族の陸上戦艦‘グランド’のことだ」
「え?自分の名前を戦艦に付けるとかマジ?」
それが許されるのは小学生までだよねー!
「潰すぞガキっ!」
「ひぃ!」
マジ切れじゃねーか。名前がダサイって自覚あったんか。
「そもそもあそこにはたどり着けないようになってたはずだ。お前らどうやって入った?」
「いや、普通にムイムイちゃんに入れて貰ったんだが」
「ちっ。取り合えずお前はBAから降りてこい」
「え?敵かもしれない奴の前で兵器から降りるってマジで言ってんの?」
そんなわけないけど、ちょっと揶揄ってみた。そもそもムイムイちゃん達を俺たちより優遇する意味が分からん。もっと俺たちも優遇して!
「ふんっ!」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ちょっと揶揄ったら盾ごと俺の左手を潰しやがった!
「おいバカ早く降りろ」
「グランドさんに喧嘩売らないでよ」
「早うせい」
すっげぇ痛いのを我慢して降りる。あ、シャルロット様回復お願いします!
「お兄ちゃん大丈夫~?」
「先生はバカなんだね」
「バカにしるのはいいから紫色になった俺の左手を早く回復してくれ」
賞金首よりも強いじゃねーか。
「そもそもなんで妖精の国に行っちゃダメなんだよ」
「陸上戦艦ガランドは対エイリアン決戦兵器だ」
「ボス、今名前変えたよな?俺の左手潰され損じゃねーか」
俺の手に謝っテ!
「俺はガランドって言っていた」
「皆、こののハゲは何を言ってるんだ?」
俺は仲間を見回すと皆目を逸らす。ムイムイちゃんは俺の足にしがみついて見上げてるけど。
「で、その決戦兵器ガランドに入ったから俺たちを呼び出したってのは分かったけど、まずはここどこなんだ?」
「貴様らが知る必要はない。俺は忙しいんだ、とっとと出ていけ」
用は済んだと言わんばかりに俺を睨む。勝手に呼び出してこの仕打ち!
「うおおおおお!?」
何か下が気持ちの悪い揺れ方をしたと思ったら、気が付くと元の荒野に立っていた。
「ふー。アキラ、マジでやめろよな……」
「寿命が縮んだわよ。死にたいなら一人で死になさい」
「エイリアンの成分が入ってるせいかのぅ」
言いたい放題だな。特にカンタ。
「皆、あそこに何か見えるよ」
「お兄ちゃん飴玉頂戴~?」
ああ、勿論上げるとも!ところでシャルは何を見つけたんだ?
「お、帝国じゃねーか!」
サービスなのか詫びなのか、俺たちは帝国の近くにワープさせられたようだ。
「最初っからあのおっさんに頼めば良かったな」
「アシュリーさんに頼んだほうがいいだろそれ」
その手があった!
体調が悪いため今日はここまでになます。申し訳ございません。
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