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用意された部屋は2部屋続きの大きな部屋で、リビングを中心に左右に分かれていた。
両親の部屋も同じ作りだろう。
左の部屋をお兄様が、右の部屋を私が使用することにし、、寝室の方へと足を踏み入れれば侍女のアルマが荷解きを終えていた。
「おかえりなさいませ、メリッサ様。ご夕食まで少しお時間がございませんがいかがなさいますか?散策に行かれますか?それとも少しお休みになられますか?」
「時間があるのであれば、図書館に行こうかしら?使用許可はいただいておりますし」
「では、私もご一緒いたします。ノア殿下には一言お声をかけていきましょうか?」
「そうね。」
リビングに戻ってくるとお兄様はジャケットを脱ぎ少しリラックスされていた。
「お兄様、私夕食までアルマを連れて図書館の方へ行ってまいりますわ。」
「道は大丈夫かい?」
「はい。先ほ程王城の侍女の方に許可証と地図をいただきましたので。」
「アルマが一緒なら行っておいで。アルマ、メリーをよろしくね?」
「かしこまりました。」
お兄様に行き先をつげ、目指すは王族居住区との境にある図書館。
地図を頼りに進むと、お大きな茶色の扉を見つけた。
扉をゆっくり開けると、中はシンと静まり返り紙の香りがした。
「うわぁ。」
あまりの蔵書の量に感嘆な声を上げると、声をかけられた。
「許可証はお待ちですか?メリッサ王女殿下。」
カウンターに座っていたのは、深い緑の髪色とアメジストの瞳をもちローブを羽織られている男性でした。
「は、はい!」
名前を呼ばれた小音に驚きつつも、いただいた許可証を男性に渡すと許可証に右手で魔力を通していた。
フレイアス王国の人間の髪色は、魔力量で変わることがると聞いたことがる。
瞳も稀に変わるらしいが、めったに変わることはないらしい。
と多くに王族の瞳の色はどんなに魔力量が多くてもアメジスト。
つまりこの方は直系の王族の人間ということになる。
お兄様より少し年上と思われる直系王族の王子は1人しかいない。
「はい。ありがとうございます。こちらはお返しいたしますね。メリッサ王女お殿下が閲覧可能な場所はこの許可証をかざすと読むことが可能です。とは言ってもほとんどの書物は閲覧可能です。王族指定の禁書以外はご利用可能ですので、探されている書籍などございましたらお気軽にお声がけくださいね??」
「ありがとうございます。ルイ王弟殿下。」
「おやご存知でしたか。ふふ、ごゆっくり閲覧されてくださいね。」
「はい。」
許可証を受け取り、記憶違いでなくてよお買ったと内心安堵する。
そのおまま図書館にまずはどのようなジャンルの本があるのか一通り見て回ることにした。
「王弟殿下が図書館のカウンター席にいらっしゃるとは驚きましたね。」
「そうね。でもルイお王弟殿下は博識で王城の書物の管理をされているとシャルが言っていたから、お兄様に年が近い王族は必然的に王弟殿下に絞られるわ。」
小声で会話をしつつ、奥へ進むと陽の光が入り込む場所を見つけた。
大きな窓の下にはボックス型のソファが設置されており、サイドテーブルも設置されていた。
ここならばのんびり書籍を読むこともでくるだろうと思い、気になる書籍を一冊取ってくると、一番陽の光が入り込む席へと向かった。




