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それでも僕らは傷つきながら笑いあう  作者: 夜月 祈
第一章 そして少女と巡り会う。
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第一羽 羽を見つけに

「よぉ兄ちゃん、これ食べるか?」


「ありがとう!貰っていくよ。」


大都市アルテーク ここに1人の少年が


住んでいた。


カムラ=ネーブル。彼は若干18にして


アルテークの大騎士団【シュヴァルツ】の


エースを任されていた。


「あ!カムラ兄ちゃん!見廻り!!?」


「よー少年見ての通り見廻りだ。」


「どうだね?カムラ君順調かね?」


「あっ、レジェス老師。お陰様で」


「皆君には感謝してるんだ。近頃堕天使の動きが活発だからね。それに悪魔もいつ襲ってくるかわからない。」


「大丈夫ですよ。街の皆は俺が」


大変だぁ!!


そいつを捕まえろー!


「何事だ?すみません!老師少し行ってきます!」


「あ、あぁ。気を付けてな。」


「はい!」


声のした方へ行ってみるとそこには、


獣耳をした女の子が街人に暴行を受けていた。


「ちょっとなにしてるんですか!?」


「あー?カムラじゃねーか。見ての通り罰を与えてんだよ 」


「一体何があったんだ!!」


「こいつは俺の店の食べ物を盗ったんだよ!だから教育してるのさ。それにこいつは獣人だ。人間に楯突くことなんかできねーさ!」


「だからってあまりにも、やりすぎだ!」


「おい、あまり騎士団入ってるからって調子にのるなよ?」


「それはこちらのセリフだ。この子は俺が保護する。金なら渡す。」


「ふんっ。せいぜいそいつに騙されないことだな。獣の分際で気持ち悪いんだよ」


「ふぅー。行ったか、もう大丈..おい!しっかりしろ!」


ーーーーーーー


「ん。うーん。ここは...」


「おっ。気がついたか。」


「......!?あ、アァアアァア」


参ったな。完全に怯えてやがる。


「まぁ何だとりあえず挨拶しとくカムラ=ネーブルだ。」


と言ってもまだ怯えてるか


「ひとまず飯だ。ほれ」


「な、なんで優しくする、お前は奴等の手先か」


「奴等?」


「とぼけるな。さっきの人間共のことだ!私は、食料買おうとしただけなのに、あいつらが私に裸になれだの変な事を要求したから」


「なるほど。それで奪って逃走ってわけか。まぁ俺はあまり感情的にはならないが、とりあえず今は飯だ。食べたら騎士団に来てもらう。」


「そうか。裁かれるんだな。これが最後の食事ってわけか。」


「ん?何か言ったか?」


「なんでも、ない。」


それから暫くして、二人は騎士団へと足を運んだ。


アルテークの地下にある専用の部屋ここが騎士団の中でも12番までしか入れないとされる部屋だ。


「何のようだ。」


騎士団リーダー、エスファルト=タイガー


大柄にして圧倒的パワーで敵をねじ伏せる


豪腕の持ち主だ。


「リーダー、俺前々から話してたこと何ですが行こうと思います。」


「ふんっ。そんなことか。却下だ。」


「何故ですか!検討してくれるって!」 「気が変わった。それにお前の連れてるの獣人だな。それも堕天使に近いな。」


「えぇ。そうですが」


「堕天使の味方というなら俺等の敵だ」


「じゃあ俺は騎士団を抜けます。元々別の目的で入ったので。」


「ふん。好きにしろだがナンバーは返してもらう。貴様を現時点を、もって騎士団から除名する」


「ありがとうございました。」


パタン


「いやぁー緊張したー。」


「何なの一体。私罰を受けるんじゃあ」


「そんなこと一言も言ってないけど?それに言ったろ目的のために入ったって」


「目的って」


「堕天使共を殺すことだ。そのためにお前を利用させてもらう。」


「いつから私が堕天って気づいてたの?」


「最初からさ。俺には分かるんだよ。それにお前完全に堕天てわけではないだろ。」


「そこまで分かっちゃうんだね。そう私は実験から抜け出してきたの。だから獣人は元々に堕天が少し混じってるの。」


「俺は堕天使共を許さない。だからさっきは利用と言ったが協力して欲しい」


「いいの?私堕天でしかも人間の奴隷みたいなもんだし...」


「そんなの関係ないね。奴隷なんてくそくらえだ。」


この人本当に堕天使を許せないんだ。


でも何だろうどこか寂しいような気もするのは。


「私は人間が嫌いだ。それでも協力しろと?」


「あぁそうだ。」


「獣人をしかも半分堕天使の私を仲間にしたいだなんて頭いってるの?」


「そーかもな。だが目的のためならなんだってするね。」


「そっか。ならその目的のために協力しよう。勘違いするなよ。私は私の目的のために動く。人間なんて大嫌いだ」


「それで結構。さっそくであれだが俺も騎士団追い出されたからな。流石にもうここにはいられない。明日にでもここを立つ」


「わかったわ。」


この時二人は知らなかった


まだこの街がどういう状況なのかを



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