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88/122

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 オークの群れの中で、ラディッシュは鬼神のように暴れていた。


 触れる者は遙か上空に飛ばされ、大地に叩きつけられていく。


 ラディッシュが、着地したところはまるで台風の目のようにあっという間にオーク達がいなくなる。


 突然上空に飛ばされて地面に落ちてくる仲間の姿にオーク達は何事かと浮き足立つ。


 身体全体に超高速の気流を纏わせる為、飛び道具は軌道を変えられ命中せず、剣を振ろうにも目が開けられない。


 あっという間にオーク達はその数を減らしていく。


 この状態は非常に強力だか、時々気流を遅くしたり方向を変えないと自分の周りの空気までも無くなってしまったり、姿勢を維持できず勝手に回転したりする。


 普通の精霊ならば大したことはないが、精霊王くらいになればアリアの補正が無ければ制御するのは難しい。


 アリアと精霊王を間接召喚する魔力は、直接召喚するよりも少ないとはいえ、その力に比した消耗が継続して発生する。


 短期決戦するしかない状況が分かっているラディッシュは、少しでも多くのオーク達を減殺するため、休みなく戦い続けるのだった。 

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