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 西の町での物資の再補給にはフレア達も手伝っていたが、予定よりも早く資材の積み込みが終わり、明け方まで休息となった。


 ドワーフのアレクセイが、事前に全ての調整を行っていたため、予定よりも大幅に早くなったのだ。


 アレクセイは、アラン部下ではなくドワーフ王の部下で、アランの教育も行っていた。


 彼は参謀としても優秀で、ドワーフ王の信頼がある。


 フレア達も、アレクセイから今後の鉱山奪還のための計画を聞くとともに、ラディッシュが得た情報についての意見を聞いていた。


「町の近くにオークが数匹現れたみたい。最近鉱山への出入りしている情報と合わせて何かの兆候かしら」


 アリアから情報を得たラディッシュが、アレクセイに話しかけた。


「部隊を動かす前の偵察、即ち『斥候』だと思います。それらが戻ったら、しばらくして大軍でやって来るでしょう。まだ居るのか戻ったのか、戻ったのであれば戻った時間を知る必要があります。」


「もう居ないみたい。」


「では、早ければ明日の昼以降に移動してくるでしょう。今から出発しても時間的に我々は間に合いそうにありません。もし攻めてくるなら、暁の町にいるドワーフの戦士達の三倍はいるでしょう。たとえたどり着いて我々が加入して若干不利、現状では申し上げる必要も無いと思います。」


 アレクセイは、目を伏せて下を向いてしまった。

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