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 風の精霊王は、拍子抜けするほどあっさりと申し出を快諾した。


 本来、精霊界にいる精霊は、人が生きる世界へ直接介入をしないというルールがあり、呼び出して使役されている間以外は力を使ってはならないとされている。


 特に精霊王のような強い力は世界の均衡を崩す恐れがあるため、注意が必要だ。


 だがフレアとラディッシュを見た風の精霊王は、理由は分からないが、フレアに助力することにしたらしい。


 実際にはラディッシュの呼び出しに応じてくれるというものだ。


 普通は魔方陣を使い、数十人で魔力を束ねてやっと呼び出す魔力を確保して、呼び出すのが一般的だか、現れてもたいてい魔力切れで途中で帰ってしまうか、術者か無残な目に遭うかがほとんどだ。


 弱い精霊の場合はあるが、精霊王クラスで呼び出しの確約がとれることは、歴史的快挙に近い。


 こうしてフレア達は、力強い後ろ盾を得ることができた。

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