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 フレア達が外に出た頃には、既に空が白んでおり、夜が明けようとしていた。


 付近にはマティの姿は既に無く、今通って来た扉も既に無い。


 フレア達がマティに言われた井戸の付近に来た頃には、完全に日が昇っていた。


 井戸のロープは失われているので、鳴子を付けていたロープを回収して利用する。


 フレアは、井戸中をゆっくり降りていく。


 しばらく降りていくと、わずかに残る水面の少し上に横穴があり、手を精一杯伸ばしたら届く程度の奥に、キラリと光る塊があった。


 フレアは手を伸ばし、その塊をつかみ取る。


 淡い光がフレアを包みこみ、頭の中に声が響き渡る。


「我はあらゆる鳥の(おさ)にして、生きとし生けるもの命の象徴。我、汝に伝える事あり。その者命を懸けて汝を逃がし、我をここに収めて命を落とした。我不憫に思い、我が力が高ぶる夜のみ、かの者達を蘇らせて好きにさせていた。だが我の魔力弱まり、古き勇者との誓いを果たす事、これで最後のとなる。我、最後の力で汝に力を与える。汝望む時、我が名を呼べ我が名は『鳳凰』」


 フレアが気が付いた時には、その塊をしっかり掴んでいた。


 それを腰の巾着袋に入れると、ロープを伝ってゆっくりと井戸を登っていった。

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