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 部屋の中は真っ暗だった。


 アラン達は、持ってきたたいまつに火をともす。


 ランプのほうが繰り返し使えるので便利だが、値段も安く、戦闘の際に捨てたりしやすいたいまつのほうが冒険者にとっては便利だ。


 明かりに照らされても、部屋の全部は見えない。


 細部はわからないが、20人程が寝泊まりできるぐらい広さがあるようだ。


 壁ぎわには、作りかけらしい物や失敗したらしいものが散乱していて、さらに奥を見ると、多分注意されたであろう扉が見える。

 

 扉には物が積み上げらてていて、魔物の侵入を防ぐための一種のバリケードのようになっている。


 部屋は荒らされた様子はないが、数体の遺骨を見つけた。


 ここで最後を迎えた人のものだろう。


 とりあえず全員で部屋の中を物色する。


 生活に便利になる小物類が多く、なかなかの収穫だ。


 付き次に自分の背嚢(はいのう)に収めていく。


 フレアも気に止まったものを背嚢に収めながら部屋の中をあるいていると、部屋の片隅に小さな机があるのに気が付いた。


 古びた日記のようなものが置かれていて、開かれたままになっている。


 開かれた部分は走り書きにようで、半分は読めない。


 少し遡り(さかのぼ)ながら読んでいくと、どうやら研究日誌のようで、マティが記したものらしい。


 フレアは、何か有益な情報がないか探すために近くに置かれたランプに火をともした。

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