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「まだ、信じられないよ」


「まぁ、そうじゃろうな。その目で見るまでは信じられなくても無理はないがな」


 ラーはにっこり笑って、


「じきに魔力が切れるじゃろう。送り出したあたりは一時間程しか持たなかったから、もう限界だったのじゃ。ところで、もう一つ限界があって、」


 ラーは咳払いをしてから、


「食事の支度をしてくれんか?昼からは何も食べてないじゃろう、もう腹ぺこで我慢も限界じゃ。」


 フレアが、ラーらしいなと思って小さく笑うと、ラーもつられて笑った。


 フレアが食事の支度をしている間、ラーは商品棚の整頓をしたり、商品の補充をしたりしていた。

 以前と変わらない行動に、懐かしさわ感じていた。


 フレアはずーっと食事当番だった。

 ラーの食事は煮込み料理ばかりだったし、作る事がそもそも好きではなかったみたいだったから、食事当番になるのは必然だったのかも知れない。


「食事のができたよ」


 フレアが食事の用意ができた頃、ラーの姿は広間に無かった。


「今、行くわ」


 商品棚の奥から声が聞こえ、姿を現したのは、ラディッシュだった。

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