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 日中、多少小競り合いがあったが、ふたりはそれに参加しなかった。


 他の冒険者の仕事を奪うことにもなるし、そもそもこの辺りの魔物では、経験がもう上がらない。

 夜は起きっぱなしなので、ふたりで交代しながら睡眠をとっている。


 明るいうえ、時折突き上げる衝撃があるので快適とは言い難いが、自分の足で歩くことを考えれば、何倍もましだった。


 そうこうするうちに、『勇者の洞窟』手前の集落に到着し、そこで荷馬車の商人と分かれた。


 『城下町』からここまでは、馬車で3日程度の旅で、ここから『港町』へは更に2日程度かかる。

 ちょうどここは道の交点で、宿屋と小さな店位しかない『宿場』だか、旅人の多くはここに立ち寄り、それなりに繁盛していた。


 フレアが『勇者の洞窟』にいたとき、唯一買い物をするのはこの宿場だった。


 あとここから半日程度なので、ここで食料等を買い込んでから行っても、夕暮れには着くだろう。


 ふたりは、手早く買い物を済ませて『勇者の洞窟』に向けて出発した。

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