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 フレアとラデッシュは『城下町』にいた。


 移動魔法があるので、移動自体は一瞬だった。


 ラーの件もあるので、話を切り出すタイミングがわからず、とりあえずそのまま宿屋に行くことにした。


 宿屋のおやじが気を使ったのか、いわゆるキングルサイズのベットがたった一つしかない一部屋に案内された。

 別の部屋を頼もうと思ったが、ラデッシュにもったいないからと止められた。

 確かに食事代以外は、一人分の宿泊費と料金がほとんど変わらない。

 懐具合の厳しいフレアには、ありがたいことだった。

 

「ところで、ちょっと外で食事と買い物をしたいの」


「あまりお金がありませんが」


「多分、これが売れれば大丈夫よ。まずは道具屋に行きましょう」


 ラデッシュは小さな革袋を取り出し、左右に振った。

 多分宝石か何かだろう。


 どこでラーの件の話を切り出そうかとフレアが考えていると、


「ぐずぐずしていると、置いていくわよ」


 フレアは慌てて部屋を後にした。

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