神罰(3)
今回もトワの暴走の話です。
「此処から先は偉大なる王国エジンバだ。通行証を見せろ」
「これです」
ラミル皇子が通行証を見せた。
「北大陸の田舎者は帰れ」
ようやく広い草原を抜けて、ジパンとエジンバの国境に到着して、通行証を見せたら、北大陸の田舎者は帰れと入国を拒否された。
「余りにも理不尽だろう。厳重に抗議する」
「黙れ、さっさと立ち去れ、さもないと処刑する」
ラミル皇子は激しく抗議したが、頭の固い兵士達は聞き入れなかった。
「希望丸で他国に向かおう」
仕方なく引き返し、希望丸で他国に向かう事にした。
「カノン様達が入国を拒否された」
伝書鳩で届けられた書状を読み、トワは激しく激昂して、国境に空間転移した。
「私は女神マリア様の御使いである。女神様の信者のルビー帝国使節団を入国拒否した愚行は赦されざる罪である。貴様達のような愚か者に神罰を与えてくれる」
トワは今度も大天使の姿で空中に浮遊して、爆弾宣言をした。
【メガメテオストライク】
エジンバ側の国境付近の草原に大きな隕石を落下させた。
衝撃波と衝撃音が発生し、国境付近の草原はクレーターしか存在していなかった。
「神罰はこれで終わりではない。直ちにルビー帝国使節団に謝罪せよ。もし彼等が謝罪を受け入れなかった場合はエジンバ国全土に神罰を与える」
トワは爆弾宣言を終えて、エジンバ国の都に空間転移した。
「ルビー帝国使節団の入国を拒否した」
「国境付近に神罰が下り、大きなクレーターが出来た」
「使節団が謝罪を受け入れなければ、全土に神罰が下る」
この事は直ちに都の王宮に伝えられて、王宮内はパニックになった。
「申し訳ありませんでした。どうか謝罪を受け入れて下さい。お願い致します」
希望丸で他国に向かっていた使節団は海上でエジンバ国の高速艇と遭遇して、真っ青な顔色の宰相から謝罪された。
???。
ラミル達は今度も訳が分からなかった。
カノン達は今度もトワの暴走だと気が付いた。
もう容赦しません。
カノンの怒りを更に増大させてしまった。
「直ちに合流しなさい。従わないなら、お仕置きフルコースですよ」
再度伝書鳩で届けられた書状を読み、直ぐにカスミ達と共に希望丸に空間転移した。
トワとカスミはお仕置きハーフコースの刑に処された。
「私の使い魔のシロコとクロコです」
「・・・・きゃあ、ネコミミ執事とイヌミミメイドよ、とても可愛いわ。抱き締めさせて、髪の毛を撫でさせて、頬を触らせて」
カノン様にシロコとクロコを紹介したら、カノン様が壊れてしまった。
「お願い。シロコとクロコを私に頂戴」
「差し上げる事は出来ませんが、護衛として貸し出します。二人共、良いわね」
「はい」
「お姉様の頼みは断れません」
仕方なく二人を貸し出す事にした。
次回は内乱鎮圧の話の予定です。




