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第5話 ラージャよ永遠に・・・

今回から毎週金曜日投稿です!変更が多々あると思いますがご了承下さい。


さて今回のお話はあの大男との直接対決です!

どうぞ光の勇姿を見届けてください!

ラージャは棍棒を振り回して襲いかかってきた。


『光様、あの棍棒は危険です。距離をとって銃で足元を狙うのです。』

「わかった!」


しかし、僕はラージャの猛攻に逃げ回ることしかできず、攻撃を与えることが一度もできなかった。接近戦をしようとすると剣が弾かれる。一方で距離を取るために後ろに下がると突進がきてしまい、すぐに接近される。

「こいつ、隙がないのか・・・」

『光様、よく男の動きを見るのです。』

そうだ。ツバキの言う通りだ。相手の動きをよく見るんだ。

あいつは体が大きく、強靭な力はあるが俊敏な動きができるのは接近する時だけ。

そして近づいてきた時は必ず縦振りの攻撃を仕掛けてくる。

「これだ!おい、おっさんこっちだ!」

「なんだ、若造よ。距離を取っても意味がないことがまだ分からんか!」


よし、かかった。先程と同じラージャは突進攻撃、それに続いて縦振りの攻撃をしてきた。

「おっさん、甘かったな。隙だらけだ!」

僕はラージャの攻撃を一回転しながら右方向に避け、横腹を斬りつけた。

「うっ・・・若造よやるではないか。だが、まだまだ足りんわ!」

「それはどうかな。さっきも言ったがおっさん、隙だらけなんだよ!」

「小賢しい虫けらよ。今すぐ終わらせやろう。」


ラージャは怒りに満ち、また突進して縦振りの攻撃をしてきた。しかし、先ほどとは速さが全然違う。

「くそっ!この手はダメか・・・だがこいつの動きはもう見切った!」

ラージャの攻撃を剣で弾かずに避けることができるようになった。

重たくて大きい武器、そのため振り回す前に一度も力を入れ直す必要がある。これがこいつの弱点。突進の次の攻撃の瞬間。ここが狙い目だ。


僕はまたラージャから距離を取る。

「ふっ、おっさんこっちだ。」

「若造、死ね!」

「くたばるのは、お前だ!」

ラージャは案の定、縦振りの攻撃をしてきた。

ここだ!振りかぶる瞬間に左腕目掛けて下から上へと振り切った。

「おっさん、隙だらけだ。」

僕の刃はラージャの左腕を切り落とし、それ同時に棍棒が下に落ちる音が聞こえた。

『光様、さすがです。』

「まあ、こんなもんよ!」


ツバキの褒め言葉を聞くのは初めてかもしれない・・・

「おい、若造よ・・・よくやってくれたな。だがわしは・・・こんなものでは終わらん。」

切断された左腕から左腕の方から血が滴り落ち、膝をおろしたラージャが負け惜しみのようなことを言った。

「悪いがおっさん、お前の負けだよ。さあじいさんはさっさと天国に帰れ。」

僕はラージャに近づき、銃を後頭部へ突き付け、引き金を引いた。

「若造よ、まだ終わっていないと言っただろう。」

「なっ・・・生きている・・・」

『光様、離れてください!』


ツバキの言葉に反応して、離れようとした時にもう遅かった。後方に下がろうとした僕をいとも簡単に掴まれ、そのまま周りの大木へと投げ飛ばされてしまった。

その衝撃で根が大破し、そこから異臭がした。

「ぐっ・・・はあはあ。なんだ今度は異臭が・・・この匂いはなんだ・・・」

僕は立ち上がろうと剣を足元に刺すと何かが刺さったよううな感触がした。

『うまく引き当てましたね。光様、それが異臭の原因です。』

「うっ・・・これが・・・」

僕が突き刺してしまったのは紛れもなく人の死体だった。その死体を中心に血が流れた。

「虫けらよ。それを知ったからにはお前を逃がすことは絶対にできん。初めから逃がす気は無かったが・・・おとなしくわしの餌になれ!」


ラージャは我を失ったかのようにまた僕の方へと突進してきた。

「ふっ、人を喰らう化け物か・・・だが僕は簡単には食われんぞ!さぁこの剣の錆になれ!」

こんな化け物が1ボス目とはつくづく僕は運が悪い・・・だがこんなやつ野放しにはできない。強そうな容姿だが、動きが単純だ。

これならいける!僕は剣を構えてラージャが急接近するのを待つ。

「お前、鈍い!」

接近し、すごい速さで捕まえようとする右腕に合わせて剣を振り上げて切断し、腹元を突き刺した。そしてラージャの額に銃を突き立てる。

「おっさん、安らかに眠れ。永遠に・・・」

僕はひとこと言い残し、剣を抜き引き金を引いた。




ついに光はラージャを倒すことができる。

すると、ラージャから緑の宝玉が・・・しかし、突然ツバキがその宝玉を貸してくれと命じてくるのだった。


次回、私の美貌に酔い痴れなさい!


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