第2話 第2の町の変わった条件
馴れ馴れしい受付嬢のあった光はどんな行動に出るようになるのでしょうか?
変わった条件をとは一体・・・
本編へお進みください!!
僕は目の前の受付嬢を煽ってやろうと企んでいた。
「おいおい、僕は一応、客なんだぞ?早く風呂に入りたいのだが・・・」
「少し、待ってください。異国の方。私の話を聞いてください。」
必死に訴えてくる受付け嬢。だが、僕はそんなことは構わず間髪入れずに続ける。考えれば、最悪だ・・・
「はい?客を異国の方と読んだうえに入浴の邪魔をしたと思ったら頼みごととは・・・えらく異国の人間をひいきするんだな。」
「そんなつもりは一切、ありません!ごめんなさい!何でもしますから!だから!」
えらく、必死だな。でもこの言葉を待っていた。
この時の僕はもう我を失っていた。そして、自分からゲスいオーラが漂っているそうな気がした。
「言ったな・・・。では用件を聞いた後に君を縛り上げてこちょこちょの刑だ!」
「・・・変、とんだ変態さんだったのですね!救世主なんて、失礼しました!こちらは混浴となっていますので・・・」
ダメだ・・・行き過ぎた。早く切り返さないと。
「悪かった。冗談だよ。何もしないから・・・」
「そ、そんなの信じられる訳がないじゃないですか!」
あ、完全にやってしまった。これじゃあ、先に進めない・・・
ゲームだからと思って少しぐらいならと思ったのだが間違いだったか・・・
「どうしましたか?光様?なぜ、入って来なかったのですか?まさか、クエストが受けられず困っているとか・・・」
「ツバキ、ナイスタイミングだが、どこでそのやりとりを聞いてたんだ?そんな事はどうでもいい。とにかく助けてくれ。」
浴衣を着て、片手に空ビンを持ったツバキに思わずすがってしまった。この状況ではもうツバキの浴衣姿についても触れる事が出来なかった。
「しょうがないですね。」
「助かるよ。説明してくれ。」
ツバキが淡々と説明していく。
「申し訳ございません。この方は今、世界を救おうとしている方です。少し、変態な面はありますが、内面はいい方だと思いますのでお許し下さい。」
少し、気がかりなところが少しあったが許すことにする。
「実は突然、ある男がやってきたのです。その男はこの温泉街が撤去し、全てを破壊し尽くすと宣言、挙げ句の果てにはこの銭湯の・・・」
「ツバキよ、また本当のNPCのように夢中でしゃべっているようだが、ここでもそんなすごい建物が建っているとでも言うのか?」
「それはどうでしょうか。私が風呂で調査をしたところ、そんな建物は見当たりませんでした。」
ツバキは普通に風呂に入った訳じゃなかったのか。なかなか、いい働きをするじゃないか。少し、ツバキを見直した。
「で、どうですか?建物に入る条件から全部、引き受けてくれませんか?」
「条件・・・?あ、ごめん。聞いてなかった。もう一回、条件をおしえてくれないか?」
普通にダンジョンに入ることができると思ったのだが、やはりなにか条件があるのか。
「ちょっと!しっかりして下さい。だからこのお風呂に居座っているおじさんと長湯勝負をするんですよ。」
全く意味がわからない。またしてもよくわからない設定が提示された。長湯対決が条件なんて聞いたことがない。もう化け物の神経を疑う。
「悪い、長湯って言ったか?のぼせてギブといった方が負けとかそんなルールか?」
「話が早くて助かります!」
「光様、お見事です。」
変に2人から称賛を受ける。あぁダメだ。なんと単純な条件。面白くない!
このゲームの中で初めて面白くないと感じた気がした。
「わかったよ。やるよ。でも1つ提案がある。」
「また何か企んでいるのですか?」
「いや、簡単なことだよ。ここにいる人、3人。僕とツバキ、そしてお前。このメンバーでそいつと勝負をする。どうだ?」
久しぶりにいい名案だと思った。
「私はいいですよ。ちょうど湯冷めしてきたところです。」
よし、ツバキはいけた。まあ、ツバキは魔法を持っているからどうにかなるだろう。
「お前はどうだ。やるか?」
「いいですよ。やってあげますよ。」
「よし、よく言った。準備ができたら浴場に集合だ。」
僕は言い放って脱衣所へと向かった・・・
長湯対決に挑むことになった光たち
光たちは無事に勝つことはできるのでしょうか?
ツバキの動向を気にしながらお読みください!!
よろしければブックマーク登録、評価の方をよろしくお願いします!!
ではまた、違う物語でお会いしましょう!!




