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章末 第7.5話 空気を揺るがせ スフィア!

今回で第1の町、アルブルシティのお話が終ります!

これで箸休めも終わり!

さぁ最後のお話をお楽しみください!!

どうして出ないんだ!

風切り音1つ鳴らないなんて・・・


「光様、ちゃんと想像して撃っていますか?何も出ていませんが、私が見本を見せます。私の手のひらに額をつけてください。」

僕はツバキに言われるがままに手に額をつけた。


「ではいきます。 スフィア。」

息を吸う間も無く手から放たれる衝撃波で僕は耐えきれずにまた部屋の壁に背中を強打した。目に見えている映像は何もない綺麗な草原のはずなのに壁にぶち当たるとはまた不思議な感覚だ。


「痛って。こんなんじゃ、ただ痛いだけでわからん。」

「受けたら少しはわかると思ったのですが・・・しかも今のは2割ほどの力で撃ったつもりだったのですが・・・それでもまだ強かったみたいですね。」

ツバキは痛そうにしている僕を見て嬉しそうな顔をしていた。

全ての力を出せばこのゲームごとふっとばすのではと妄想してしまった。


「さ、はやく立ってください。このスフィアは衝撃波を手から出すことを意識するだけです。最初の光様は唱えただけで意識をしていなかったので出なかったのでしょう。所詮、魔法の名前は魔法のイメージをしやすくするための掛け声に過ぎませんので」

「そういうことか・・・」


手を前に突き出して、衝撃波を手から出すことを意識する。


「いくぞ! スフィア!」

突き出した手から微量ながら衝撃波というよりも風と言った方がよいのだろうか。地面に生えている風が揺れる程度だった。まずそれが僕が出した衝撃波で揺れたのかすらもわからないほどのものだった。


「光様?遊んでいらっしゃるのであれば、もうこの練習をやめて次の町へとテレポートいたしますが・・・」


こいつの皮肉の性能は魔法の性能よりも高い気がする。

ダメだ。腹が立って仕方がない。

「遊んでない!何かを壊すみたいな目標がないとイメージができない。」

「そういうことでしたら助言しましょう。一度、私に対する怒りを込めて放って見てください。」

自覚しているのか?それがさらに腹を立たせた。

僕はもう一度、手を突き出して魔法を唱える。

「スフィア!」

今度はもの凄い威力の衝撃波が出た。

自分自身でも感じるような勢いで自分をまとう空気が一瞬、震度した気がした。

「光様の私に対する怒りはスフィアの威力を超えてオルダースフィアになっています。」

「おるだー?」


ある意味、スフィアの上位みたいなものなのか?

「はい、この世界にの魔法の単位は、オルダー〇〇、ハイオルダー〇〇のように上がっていくのです。」

「ほう、じゃあ。今、僕がツバキに対する怒りのおかげで第2のオルダーになったわけか。」

なるほど、なんとも言えない気分だ。ツバキに対する怒りが魔法の威力と比例ってか。自分が見ている映像に魔法パラメーターならぬ、怒りパラメーターが新しく表示されたような気がした。


「光様、センスはあるようですね。初めてにしては上出来です。さらに磨くには次のダンジョンのボスを魔法のみで戦うといいでしょう。」

「まあ、今回はこの剣で戦うよ。でも、魔法を覚えたので銃が使いにくくなった気がするよ。」

「確かにそうですね。応用として剣で攻撃しながら隙を見てスフィアを撃つというのも1つの手です。最初に剣と銃を手に入れたからと言って、決してそれだけを使いこなせと言う訳ではありませんのでそこは光様のさじ加減ということです。」


ツバキの言う通りだ。この武器だけを使いこなすということに集中しすぎた。

自分の思うがままに攻略すればいい。幸い縛りは特にないからな。


僕はやっとスフィアを習得し、ツバキと共に次の町へと向かった。



さぁどうでしたか?

今回で光も強くなりましたね。


まだまだツバキとのハチャメチャな物語は続きます。

次は一体どんな町でどんな物語が繰り広げられるのでしょうか?

それはまたのお楽しみ。


では、また違う物語でお会いしましょう!

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