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モブですらない俺が陰の英雄とされて困っています〜魔導科学の暗躍者  作者: 高麗豆腐
〜第二章〜パンドラと2人のイレギュラー
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社にて『琴音サイド』

空間に歪んで存在している鳥居の方へと進み、近くで観察する。

鳥居の向こうには、私たちが龍と戦った時の地面がうっすらと見えている。


問題は、その鳥居をくぐろうものなら何かが起こる。そう思わせるような魔力が残っていたこと。心なしか呼び出したシルフも私の髪から周囲を警戒しているように感じる。


私は周囲を警戒しながら、ゆっくりと鳥居をくぐろうとする。


バチィ  


「っ!結界……」


案の定、どうやら私は招かれざる客として、この歪んだ鳥居をくぐってしまったのだろう。恐らくは霧で見えなくなったときにはくぐっていた。


仕方なく私は踵を返して、あえて鳥居から反対へと進む。そこは先程払った霧が立ち込めていた。


暫く琴音は歩いて進むことにしておよそ3分程たったときだった。琴音が鳥居を見つけくぐろうと移動する時と変わり周囲の状況に変化が起きた。


先の鳥居と同じように空間を歪めて社の形のような何かが存在していた。だが先の鳥居とは違いが琴音は気付いていないが存在していた。


それは、先程の鳥居と違い、より強く深く空間ではなく、世界の在り方を歪めて存在していたことだ。


もし、真が見れば自身が使う鎖の迷宮を使った後のような気配を感じただろう。それは魔法に匹敵する力が社を形作っていたことを意味していた。


だが琴音は、普段から鎖の迷宮を使った真を見てはいない。彼女が警戒すれども、危機を避けるにはより強い危機感が足りていなかった。


「鳥居があったし、きっどこれは社。神社かな」琴音は異質なものを感じる社から少し離れて観察していた。琴音が履いたブーツから感じる地面の感触は石畳に変わり、社の周囲を草花が自然に覆っていた。いや、先程まで無かった以上は不自然にというべきだ。


「しまった⁉︎」琴音は、ようやく不自然な現象に気付きバックステップで大きく距離を取った。世界を歪めている社は、観察する内に其処に実体を持ち存在をしていた。そしてその社の扉が徐々に、ゆっくりと開いてゆく。


リーーン


「くぎゃん」「後ろ⁉︎」


琴音の黒髪からいつの間にか離れていたシルフは背後から強襲しようと牙を剥き出しにしてきた狗を風で吹き飛ばしていた。

 

キイー


締め切られていた社から、人影が姿を外へと晒した。その姿は、この世界で既に忘れ去られた旧日本に存在していた陰陽師がそのままの姿。琴音が分かる言い方をするならば、この魔導が存在する世界の元日本であるげ東瀛が誇る現鬼頭集の姿そのものだった。


「《召喚魔導(サモンマギ)》《術式指定(Code set):魔力の騎士(:エレメンツナイト)》《属性範囲指定《of All Element》》」


「我はPandoraが1柱、社に招かれざる少女に正当なる罰を」厳かに、されど静かに陰陽師は琴音へ社へと侵入した罰を言い渡した。


「お断りします!」


もし、投稿できれば今日にもう1話。出来なくても明日には次の話を投稿します。

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