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村人転生~最強のスローライフ  作者: タカハシあん
十歳スタート

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974/1852

974 創造

 ミミッチーを先頭に……って、視界が塞がれるので、横に並んだ。


 ちなみにプリッつあんは、ミミッチーの頭にパイ○ダーオンしてます。


「ミミッチーの頭の上も気持ちいいわね」


 なら、そこに引っ越せや。今なら敷金礼金は全額お返しますよ。なんなら引っ越し代こちら持ちでも構わんぜ。


「……迷惑なんですが……」


 なぜオレに言う? メルヘンの行動はメルヘンの責任。文句があるならメルヘンに言いやがれ。


「……我慢する……」


 なんでだよ! 言いたきゃ言えよ。なに我慢することがあんだよ! と、オレも言えないので、ガンバレとミミッチーの背を軽く叩いた。


「で、ミミッチーになんの用?」


「下の骸骨嬢がいる場所に案内しろ」


「骸骨嬢? なにそれ?」


 まったくわからないって感じで首を傾げた。


「ここと、下の箱庭──フュワール・レワロの間にある場所のことだ。そこからここにこられる話だったぞ」


 ミミッチーは知らねーのか?


「ああ、狭間ね。あそこ、放棄されて誰もいなかったはずだけど?」


「管轄が違うのか?」


「ミミッチーは、このクリエイト・レワロの盟約者。ここを任された。下は知らない」


 よーわからんことするな。独立した構造にしてなんの利があるんだ?


「でも、いき方は知ってんだろ?」


「知ってる。こっち」


 と、ミニクリエイトルームの端へと歩き出した。


「ルートオープン」


 ってなことを口にすると、壁に通路が現れた。また摩訶不思議な……。


「これは、どこからでも開けられるのか?」


「うん。壁ならどこでも構わない」


 テキトーな構造……いや、設定か? なんにしても雑な創りだな。やる気ねーだろう、これを創ったヤツは……。


 ミミッチーの体ピッタリの通路を歩くことしばし。先ほどの廃棄場に出た。


「……時空やらなんやら滅茶苦茶だな……」


 つーか、こんなことできんなら最初から言えや! アホ梟がっ!


「廃棄場の真ん中に狭間にいける扉がある」


「……真ん中ってどこだよ……?」


 ここ、端が見えないくらい広くて、廃棄物で埋もれてるんですけど。


「あっち」


 ざっくりした指示だが、指標もなにもねーところではしょうがねーか。


「よし、ミミッチー。飛べ!」


 今こそファンタジーな鳥の真価を見せるときだ、とミミッチーの背にしがみついた。


「……梟に無茶なことを要求しないで……」


「お前ならできる! 自分を信じろ!」


「ミミッチー、ゴー!」


 プリッつあん様からの命令だ、根性見せろや!


「……鬼だ、この二人……」


 お前が飛び立てるのならオレは鬼にもなろう。いざ、大空へ!


 翼を広げ、羽ばたくミミッチー。そうだ、やればできる子だ、ガンバレ!


「……重い……」


「ミミッチー、もっと高くよ!」


 なぜかプリッつあんに逆らえないミミッチー。下僕を手に入れた、って感じか?


 なんとか廃棄物より高く上昇し、真ん中へ向け飛び進む。


「……いろんなものが捨てられてるね……」


「だな」


 建物が多いところを見ると、地上に出る前にクリエイトルームに街を造っていたんだろう。一面建造物の海だぜ。


「もったいないね。あれなんてちょっと直せば使えそうなのに」


 あの高さから落ちてどんだけ頑丈なんだよと突っ込みたいが、プリッつあんが言うように形を留めた建物も見て取れた。


「再利用するかは公爵どの次第だな」


 オレはこれと言って欲しいとは思わねー。地上にはまだまだ資源が溢れているからな。


「ただ、道具は欲しいな」


 と言うか、魔道具が欲しい。


 例えば回復薬を作る錬金釜とか、鱗を加工できる機材とか、古いものを元に戻す箱とか、木材を曲げる木槌とか、秘密の魔道具が欲しいぜ。


「ミミッチー。中心部に到着したら教えろな」


 結界で体を固定させ、想像を爆発させて創造する。


 さあ、どんどん創るぜ!


ベーの物語も四年。書籍化され、七巻まで出せるばかりかコミカライズされ、来週には一巻発売。本当に読んでくださる方々には大感謝です。

まだまだベーの物語は続く……とは思います。飽きるまでは読んでやってください。

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