表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
村人転生~最強のスローライフ  作者: タカハシあん
十歳スタート

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1045/1852

1045 新たな目覚め 

 目覚めたタケルは、焦点の合わない目を左右に向けていたが、徐々に合ってきたようで、周りにいるヤツらを一人一人見詰め、最後にオレを見たと思ったら涙を流し始めた。


「……ベーさん……」


 嗚咽混じりにオレの名を口にする。


「……おながずぎまじだ……」


 うん。元気そうでなによ。たーんと食え。とばかりに新しい栄養ドリンクを口に突っ込んでやる。飲み溺れろ。


「ミタさん。撤退の準備とか、その他諸々よろしく」


 オレはクルーザーに帰ります。


「畏まりました」


 と一礼したミタさんもついてくる。まあ、ミタさんマジック。気にしたら負けだ。


 クルーザーへと飛び乗り、炬燵に入る。が、なぜかメルヘンさんは頭の上から降りない。どったの?


「あれ」


 あれってなんや。視界に入って言ってください。


「上よ」


 上? と見たら、なんか巨人が飛んでました。あ! 忘れてた!


「……やっといてなんだが、なんか不気味だな……」


 二十メートルもある武装したメルヘンが空を飛んでるとか、夢も希望もあったもんじゃねーな。


 ……なんだろうな。剣と魔法ファンタジーを銃と魔法のファンタジーにしただけで血生臭度が倍増するぜ……。


「プリッつあん、戻してやってくれ」


 あと、忘れててごめんなさいと謝っといて。


「しょうがないわね。アネム~!」


 そっちは任せた。あ、ミタさん、コーヒーちょうだい。


 ミタさんが淹れてくれたコーヒーを飲みながら、ぼんやりしてると、フミさんが現れた。どったの?


「ベー様。わたしをタケル様の船に乗せください」


 なに言ってんの、このデフォルトねーさんは?


「乗せる乗せないはタケルの管轄だ。オレに決める権利はないよ」


「わたしは、ゼルフィング家に、ベー様に仕えております」


 そうなの? なんか下剋上のようなことばかりされてる記憶しかないんですけど。つーか、あなたはサプルの管轄でしょうが。


「その忠誠をタケル様を通してベー様に捧げさせてください!」


 チラリとミタさんを見ると、申し訳ありませんとばかりに頭を下げた。説得はしたけどダメだったってことね。


「五人だ。あと、ちゃんと引き継ぎはしろよ。ヴィアンサプレシア号はまだ活躍してもらわなくちゃならんからよ」


 言っても無駄なら、その方向で進めたほうが楽だ。


「ありがとうございます! ゼルフィング家に忠誠を!」


 別にいらん、と言う前にフミさん消失。なんでもイイわ……。


「申し訳ございません」


「ミタさんが謝ることじゃねーよ。うちは好きにしろが基本だからな」


 ただ、やるのなら後悔するな。したらオレは一生軽蔑するぞ。


「ドレミ。エリナって、まだ骸骨嬢のところにいるのか?」


 あそこ、狭間って言ったっけ? なんだっけ?


「いえ。創造主は一時館におります」


 いないのならいないで構わんか。エリナが必要じゃなく、エリナが創ったものが必要なんだからな。


「エリナかバンベルに言って、潜水艦のミサイルやらなんやら、今まで創ったものをクリエイト・レワロに運んでおくように言ってくれ」


「お急ぎですか?」


「いや、ゆっくりでイイ。いろいろやることがあるからよ」


 どうなるかはわからんから、念のためだ。


「ミタさん。公爵どのに連絡してオレが行くことを伝えてくれ。それと、表には出ないから安心しろ、クリエイト・レワロに籠るから、とも頼む」


「いつ、とは決まってはいませんので? 公爵様がお怒りになりますよ」


「なるようになるのがオレだ、とか言っておけ」


 さらに怒りそうだが、そんなものは右から左にサラリとサラサラだ。


「フミさんもそこに連れて来てくれ。まあ、細かいことはミタさんに任せるよ」


 オレがやったら公爵どのの血管が切れそうだし。


「畏まりました。そのように手配します」


 よろしこ。


 残りのコーヒーを飲んでると、プリッつあんがパ○ルダーオンして来た。どうでした?


「なんか、大きくなることに目覚めたみたい」


 あ、うん、そうですか。新たな目覚めに乾杯です。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ