魔女と魔法とレベリング。①
感想にてガチャに関してのご指摘があり、
ガチャと魔女と①のガチャ結果の変更、
及びガチャと魔女と②で描写された召喚獣のステータスの変更を
行いました。
フィールドに出た後、ファルとミソラを呼び出す。
「ご主人様、いかがなさいましたか?」
「どうしたのー…って隣の美人さんはだれ?
ご主人さまも隅に置けないねー?」
「え?あ…!?貴女は誰ですか!私のご主人様の何ですか!?」
二人ともなんか反応が過剰な気がするなぁ…
「そういうのじゃないんだけど…新しい仲間のグリムだよ」
「おー、うれしいねー。大歓迎だよー」
「な、なるほど…(早とちりでしたか…よかった)」
「おや、ありがたいね。おっと失礼、改めて自己紹介だ。
魔法使いのグリム。末永くよろしく頼むよ」
「私はミソラ、よろしくー」
「ファルと申します。よろしくお願いいたします」
「そんなにかしこまらなくていいと思うよ、ファル。
女の子同士なんだし」
「え、お、女の子だったんですか!?」
「ふふ…まさかとは思ったが君もか…
そんなに私は魅力がないのかな…?」
グリムが拗ねた。しかし、ミソラが言う。
「大丈夫だと思うよー、グリム、十分可愛いしー」
「本当かい…?」
「私は正直に思ったことしか言わないことにしてるんだー」
「ありがとう…ちょっと思ったんだが、そんなに私は
判断をしにくい外見なのだろうか?」
「んー、それはそうかもねー。顔と声もどっちともとれるし、
スタイルもローブで隠れちゃってて、
ぱっと見だとどっちかわからないかも―」
私は勘でわかるけどねー、と付け足すミソラ。
「そうだったのか…」
「ご主人様にいい服作ってもらえばー?
そしたら可愛くなれるかもよー?」
「本当かい!?フジカ、君はそういう事もできるのか!?」
すごい勢いで詰め寄ってくるグリム。
「う、うん。いいよ、グリムの装備はまだなかったから
作るつもりだったし」
「ありがとうフジカ!」
そう言ってグリムが私に抱き着くが、
すぐハッとして手を放す。
「す、すまない。興奮してしまった。
かわいい服にあこがれてはいたんだが、機会がなくてね…」
そういうとグリムは恥ずかしそうに顔を覆う。
かわいい。これは気合を入れてオシャレをさせてあげなくては。
そして、今持っている素材で作れる最高に
可愛い装備の作成に取り掛かった。
◆◆◆◆◆◆
五分後。ついにグリムの装備が完成した。
【望星の杖☆5】
INT+72
DEX+31
【夕焼けマント☆5】
INT+65
DEX+12
AGI+24
【青空ワンピース☆5】
INT+72
AGI+45
VIT+48
【星空ブーツ☆5】
INT+21
AGI+34
VIT+12
今持っている素材と、
トピアさんのクエストの報酬で貰った
【異郷】装備を組み合わせて作ったものがこの四つだ。
それを渡して、グリムに装備してもらう。
「わぁ…こんな服は初めてだよ!」
「どういたしまして。着心地はどう?」
「最高だよ!わぁ…!私でもこんなに可愛くなれるのか…!」
喜びのあまりスキップを始めるグリム。
「う~、可愛いですが…少しうらやましいですね」
「そうだね~、でもご主人様のことだから
きっと私たちに似合う装備をすぐ作ってくれるよ~?」
他の二人からの期待が重い。
しかし、うらやましくなる気持ちはわかるので、
できる限り早く装備を作ってあげたいと思う。
「ありがとうフジカ!では、レベル上げと行こうじゃないか!」
「あっ!忘れてた、ありがとうグリム!」
「礼には及ばないさ!さあ、行こう!」
上機嫌なグリムに連れられて、私たちはレベル上げを始めるのだった。
昨日は投稿できず申し訳ない…(寝落ち
戦闘描写は次回で。(するかは未定
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