俺の家が金髪ハーレムな件
「それで、レンもモナについて行ってしまったと」
俺の家で、俺の目の前で当然のように紅茶を啜る金髪がいる。そう、セラだ。
問題は金髪が3人いると言うことだ。
「変態さん一人で寝られるの?私が添い寝してあげようか」
イタズラに笑うヴェル。やめろ本気にするぞ、いや、良くないよ。
「ひとりで楽しむ時間も必要です。謹みなさい」
なんか意味ありげに微笑むアッシュ。君が謹みなさい。
「ばか言っちゃいけない!私が一人にさせないよ」
隠す気がない変態セラ。ひとりにさせてください。
お前、ブラッドレインの二人に負けてないな。
レンとモナが不在で寂しがる暇もなく。
黙ってれば金髪美女3人に囲まれ。下ネタ攻撃を喰らう。
なんだこれ?
ルナ、キッチンで作業してるふりするな。
助けろ。いやお助けください。
こいつら、初対面のくせに息合わせて波状攻撃してくるんだよ。
あ、買い物行くふりして逃げた。
「さて、唯一のモラルが消えたところで」
セラ、モラルないこと確信犯だったか。
「真面目な話をするよ。いつやるんだい」
おい
「そうですよ。あまり待たせてはいけません」
おい
「いっそ私が入って、進めようか」
待て
「お前ら真面目って意味わかってんのか?」
「真面目だよ。あの二人がなんで君に惚れてるか、わかってるのかい?」
セラ、顔は真面目だが、内容があってないんだよ。
とはいえ、確かにその辺り流れに任せていたが、不思議ではある。
「まずセトくんが、レンに一目惚れをした」
セラが指を一つ立てる。
「変態からスケルトン状態のレンに一目惚れしたの?」
ヴェルが驚く。いや驚くな。確かに俺は骨状態のレンに恋をしたんだ。
月の明かりのせいか、一瞬見えた気がしたレンの顔に惚れて、肉付けを始めた。
「レンは、久々に自分に手や顔がついたことによる高揚感を恋と勘違いしてセトくんに惚れた」
「おい、事実かもしれないが、改めて言うな。本人しかわからないだろ」
「まぁあくまで、私の推察と思って聞いてくれ」
セラは指2本目を立てる。
「あながち外れてもいなそうですね、長年スケルトンだったのに、急に顔が戻るわけですから」
アッシュが納得してるが、そう言うものか。
でも手がなくなって、その手を直してくれたら、その相手に惚れるかもしれないか。
「何より、人外で敵しか居ない時間が長い時に、こいつの恋する視線だろ」
ヴェルがニヤニヤしている。やめろ恥ずかしい。
「そうだね、女を、いや人間を捨てて長いのに、いきなり恋する視線」
「胸が高鳴りますよね」
セラとアッシュが乙女の顔でうっとりしてる。いやセトはなんだか変態ちっくだ。
「心臓ないけどな」
「だからおっぱいに人工スキン増やしたのか、あれがセトの理想のおっぱいなんだろ」
ヴェルがニヤニヤする。いや金髪3人の目が光ってるように見える。
「あれは、モナと一緒に直したから……」
仕上げはそうでも、盛り付けしたのは俺だ。
「自分の髪を与えたり、その後モナの髪も追加して今のレンなわけだ」
セラは自分の功績のように語る。
「胸より下は、肉付けしないのですか」
アッシュの当然の疑問だ。
「セトくんは、家を売ってまでもレンを嫁にした男だが、金がないのだよ」
「家を売った?じゃあここは?」
ヴェルが疑問に感じている。
「ここの家を最悪は売り払う条件で、セラから金を借りた」
「そう、なので実質私はここの大家で、セトくんも私のものだ」
「待て、色々突っ込むところが多いぞ」
「突っ込んでくれ私はウエルカムだ」
埋めたい。ドヤ顔のセラをどうにか埋めたい。




