表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強スケルトンに恋をした ~嫁達が強すぎて魔王認定されました~  作者: Hike技研
魔王城完成 そして

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

207/268

挿絵多め キャラ紹介と三人の小話 本編影響なし

挿絵(By みてみん)


挿絵だけは立派な小説「最強スケルトン」です


フィーナ回は好き勝手しました。勢い余って2回で終わるはずが3回になりました。


キャラ紹介最後は正妻三人のショートショートです。

メタなし。本編には関わりませんが、建国祭後、イーゼル加入前あたりの三人の時間です。


ではでは。



挿絵(By みてみん)

「ありゃ誰もいないか」


魔王城のキッチンでヴェルが一人歩く。


小腹が空いたので、リンゴに齧り付く。


「おっと」

口元に汁が垂れるのをぬいぐいながら、ヴェルは辺りを見回す。


魔王城、そう呼ばれるには無理があると思う。


なんせ一階の大広間と隣は聖堂。結婚式場として使うようだ。


「魔王城で婚活パーティーも初めそうね」

ふと言ってみて、悪くないと思い直す。


「セラにでも提案してみようかしら」


リンゴを綺麗に芯だけ残し食べ終わる。

ゴミ箱を探す自分に少し笑う。


以前なら考えられない生活。

何もかもあいつが悪い。


いや良いのかな。


ここの人たちはみんなおかしい。

だから、おかしな私も普通に扱ってくれる。


「あールナはよく怒るか」


以前なら、恐れて近づかなかった人間も普通に接してくれる。


やはり、あいつのせいだ。


「ふふふ」

戦う自分を評価していた大教会と違い、あいつは私に戦いを期待しない。

そしてすけべな目で見てくる。おかしな奴。


だから、私はメイド服で戦い続けている。

人としての姿で戦い続けたい。


誰のため?


あいつのため。



下の用具置き場から物音がする。

モナかな?


あの子も変。


神獣なのに人のふりして生活してる。

それにとっても可愛いの。


モナとレンがあまりにも普通に女の子してるから、私も押しかけちゃった。


セトに責任とってもらわなきゃね。



「おーいモナー」


とりあえずモナの様子を見にいこうっと。




◇◇◆

挿絵(By みてみん)


甲冑を脱ぐと湿った空気がモナの鼻を刺激する


「汗くさい」

獣と時の方が、匂いは強かったのに人の姿だと気になる。


変身が下手なせいか人の姿は何かと弱い。

だから鎧なんかが必要になる。


「あっつい」

他の鎧も外して素肌を晒す。


素肌ってのも変。人間はなんでこんな無防備な姿してるんだろ。


「セトは喜ぶけどさ」


セトはよく脱いでる姿を見たがる。変態だ。


そうあいつは変態だ。なんせ骨とか獣とか吸血鬼、ゾンビまでお嫁さんにする。


いやみんなのこと好きだけど、普通の人間がなんで?


「あいつ、獣の姿の時もベタベタするしな」

思い出すと顔が熱くなる。

「やっぱ変態だ」


自分がなぜ急に人の姿になったのかはわからない。


ただ父親も人間型になれた。


でも、ここまで無防備な姿じゃなかった。


なんで?


そいうや妹のミリアも今の私に近い姿だ。

あっちはちゃんと虎耳だけど。


自分の耳を触ってモナはため息をつく。オオカミのような耳、その下に人間の耳。

そして尻尾も獣の時の自分と違う。



耳を触っていると三つ編みにも手が伸びる。

レンに負けた時、切ったタテガミの残り。


セトが残した一部。もう他のタテガミも伸びたけど、これだけは特別。


少し胸が痛い。


不意に扉が開く。咄嗟に胸を隠そうとするが間に合わない。

というか気配がなかった。


「モナ!あーごめん」

言葉では謝罪しても扉を閉めるわけでもなくヴェルが入ってきた。



◇◆◆


挿絵(By みてみん)

レンはバスタオルで体覆い鏡前に立つ


鏡に映る自分を確認する。


以前なら気にかけなかったこと。


いや、ダンジョンのスケルトンには必要がなかったこと。

湖面に映るドクロを眺めても、どこか他人のような気がしていた。


レンは頬を撫でる。


あの時の炎は顔とこの手以外を焼き尽くした。

その修復はできたが、どこかぎこちない。以前のような一体感はない。


服の上にまた服を重ねてるような。

セトが触れても、以前のような幸福感が薄い。


それでも、鏡に映った自分の顔を見る


金色の宝玉を埋め込まれた瞳。


レンはその顔が気に入っている。

セトが初めて私に肉付けした指先で確認また頬を撫でる。


黒髪と銀髪が半分ずつのロングヘア。


セトの髪とモナのタテガミでできたレンの頭髪。

先が少し焼けたけど、モナの毛のおかげかこれも焼けずに済んだ。


「レン!」


不意に呼ばれる声にレンが顔を向けると、ヴェルとモナが後ろにいた。


レンが振り向き近寄る。


「なんで裸なの!まぁちょうどいいんだけど」

ヴェルが驚くがその目をそらすそぶりもない。

モナは感心したように見ている。


レンは少し恥ずかしい。



「プール行こう!」


ヴェルは返事も聞かずにレンの手を握る。


「まだ汗臭いんだけど」

モナの言葉にレンがモナに近づく。


「やめろレン嗅ぐな」


そもそもスケルトンのレンに嗅覚がない

それでも、モナといると不思議とそんな行動をとる。


ヴェルはニヤニヤ笑ってる。


「プール入る前にシャワー浴びる?」


「浴びたい」



いつの間にか筆談用の紙を出すレン


【浴びたい】


「入って裸じゃなかったのね、わかった。それじゃプールで集合ね」



行かない選択肢は選ばせないヴェル。


【セトがこの二人と会わせてくれた。セトがいなければまだ私はダンジョンの中】

誰に見せるでもなくレンが筆談用の紙に書き記す。


不思議そうにしているがモナも覗き込んだりはない。

ちょっとだけ秘密。


そして、モナの手を取りシャワーに向かう。

「レンせめてタオル巻いて」


モナがレンにタオルを巻いてやる。



三人の人外は今日も忙しない。

そして、三人とも笑いながらプールに集合した。



挿絵(By みてみん)

◆◆◆


「ヴェル・リーベア」

セトの正妻の一人 アッシュの妹

再生のヴァンパイア 蓮華会に作られた存在



斬られても構わず刺しにくる。得意武器ショートソード。

背中から蜘蛛のような足が生えるが、人の姿で戦いたいので

普段は出そうとしない。



「人外二人も嫁にする変態は、君だね」

「私、セトを夫にするから」


「あまり見せたくないのよね」


挿絵(By みてみん)




「モナ・リーベア」

聖獣 モーナフェルム その中でも珍しい個体、白虎とも呼ばれる。


だが変身が下手なので何故か狼の耳と尻尾。

髪色も灰色だが獣姿は白銀。

街の子供を中心に人気が高い。

兄弟達をまとめ砦の周りの警護をしている。


獣姿でも人の姿でも戦う。ガイナスに敗れたこと、父親のことで最近元気がない。

戦い方に迷っている。


「……変態だぁああ。やばい剥製にされぇぇる!!」

「ミリアに手を出すなら殺す」

「セトの強さは、戦う強さじゃないから」


挿絵(By みてみん)


「レン・リーベア」


ダンジョンで出会ったスケルトン

俺の願望によりダンジョンから出された存在


最初の嫁


一度は全体を人工スキンで覆えたが、ガイナスの罠で顔以外のスキンが上手く

貼ることができない状態。


工夫している最中。


本人に肌の感覚はないようだが、気にはしてるようだ。


最近は完全に女の子に見えるが、戦闘狂。

武器破壊するのが好き。

自分の武器が壊されてしょげる。

基本筆談だが、最近筆談しなくてもなんとなくわかる。


【それとは別に戦いたいです】

【子供たちに教えてます】


【セトといると、色んなものが見える】



挿絵(By みてみん)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ