第十一話 ちらつく影
本格的に物語が始まり始める(?)
最近嫌に視線を感じる。
あ、自慢じゃないからな!つか自慢ってほどのことじゃないし、むしろ目立つようなこと何一つ・・・してないしてない!昨日ちょっと反抗してクロウにくそ厚い本投げつけたとか、よそ見してたら国王の自画像壁から落としたとか!そんなこと一切してないんだからな!!
それよりも、なんかすげー視線というか・・・見張られてる間半端ない。クロウに聞いても俺に監視とかは付けてないらしいし・・・怖っ!!ストーカーか!?いやいや・・・俺男だから。嫁いじゃったけど男だから。つかまだ嫁いでないから!!
「おい。いいかげんにしろ・・・・。」
「だ・・・だってよ・・・・こえーじゃん!」
ただいま読書中のクロウの背中に隠れてます。ソファーとクロウの間にもぐりこんでます。
「自意識過剰なのはわかったから早く離れろ。」
「はぁっ!?自意識過剰なのはお前だろ!!誰かに見られてんのはマジなんだよ!!あっちから視線が・・・・!!」
「あっちって・・・あっちは窓だぞ?此処三階だし・・・どうやってみんだよ?」
「ででででででも!!」
「あ・・・あそこに人が・・・・!!」
「ひぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「ぐへっ!!」
冗談を言っただけなのだが、セリアは激しく反応しクロウの襟元を後ろから強く引っ張った。
「おいっ・・・・おま・・・・くびしまっ・・・嘘だから!!人なんかいねーって!!」
「やだぁ!!怖いよ!お化けだ!ひやあああああああああああああああああ!!」
実はお化けの類大っきらいなセリア。とりあえず手を襟元から外したクロウは器用にセリアの体を自分の膝の上に持ってきて頭をあやすようになでた。
「やっぱがきだな・・・おまえ・・・・。いい年してお化けだめとか・・・・。」
「うっさい・・・お化け苦手なのに年とか関係ない!!」
「ふーん・・・・ま、この状況見たらお化けも何もかもいなく何だろうけどな。」
「この状況・・・・?・・・・・ひっ・・・・な・・・・ななな・・・・なんじゃこりゃ!?なんで俺お前の・・・ひ・・・・膝の上・・・おろせよ・・・・。」
「お前が怖がってるからのせてやったんだろうが。」
「いい!!いらないしそんな気遣い!!いいからおろせぇ!!」
「つか、もう視線とかないわけ?」
「え・・・・ん・・・・まだある・・・けど・・・なんか平気なんだけど・・・・。」
「ふーん・・・・じゃ、このまでいいや。俺読書するから邪魔すんな。」
そういってクロウはセリアの背中のところで本を読み、セリアの方に顔を乗せて読書を再開した。
「ちょ・・・・離れてから読めよぉ!!クロウってばぁ!!」
「うっさい。」
結局二時間は解放されなかったとか・・・・・
謎の視線。
怖くね・・・怖いでしょうに。なのに何その格好というか状況・・・
クロウは素直じゃない優しい子なのです(笑)




