表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
嫁いだ王子様  作者: 朝比奈 黎兎
第二章  芽生え
11/23

第十話  クロウside

祝第十話!!


今後もますます頑張ります。

今回は気分を変えてクロウ視点です。

 始め聞いたときは、何言ってんだかわかんなかった。


俺に嫁いでくる奴を決めた?は?それってなに、俺に結婚しろとでもいうの?ばっかばかしい。俺はまだ結婚なんかする気はないし、だいたい、親が勝手に決めた結婚相手なんかと結婚するかっつー話だ。


なんて最初は思ってたんだ。これマジな話。だって、男だって聞いてたからな。俺男と付き合うとか結婚する気とかないから。うん、あり得ない。だから正直乗り気じゃなかった。


会うまでは・・・・・・・・・・。



あれは反則だろ。なにあいつ。あれで男?つか俺と同い年とかマジおかしいだろ。だって思わずかわいいとか思っちまったんだもんな。男にかわいいとかないと思ってたけど、うん・・・価値観変わった。マジかわいいよあいつ。


え、だからってなんで噛んだか?何の話だ?・・・・・・・・・・・・・・ああ、あれか。


なんとなく、どんな反応するか見たかっただけ。うん、あんなに怒っても怖くないんだよな。むしろにやけた。こりゃいじりがいがあるなと。動くたびにひょこひょこしてるし綺麗な金髪も思わず見とれる。おっきな青い瞳に見つめられたら、俺ヤバい。


でも、あいつの親とか家族が殺されるって聞いたときはまじどうしようか悩んだ。


だって、そうなったらあいつは絶対に悲しむわけで、俺としてはなんか悲しませたくないってのはあったから正直知らせたくもなかったんだ。だけど、もし俺があいつの立場だったら親の死に目くらいは立ち会いたいと思う。つらいけど、その時立ち会えなかったって悔やむのは嫌だからだ。誰だってそうだろ?だから俺はあいつをこっそり連れだした。


案の定、あいつは泣き崩れていた。そのたびに俺の心臓は何かに握りしめられた。苦しくて俺まで泣きたくなった。


何なんだよいったい・・・・・・。


そしたらあいついきなり笑い出しやがったんだ。まじびびった。壊れたのかと思った。そしたらあいつの髪がほのかにオレンジ色に輝いて、俺はまた眼を奪われた。天に上っていく焔よりも、あいつの髪が、綺麗だった。


何見てんだ俺は・・・・・。


それから城でたびたびあいつの国の噂をつぶやいてる声が聞こえた。俺は気づかぬふりをしていたが、とうとうあいつが聞いてしまったところに遭遇した


苦しそうで、でも怒った顔をしていた。今にもどなりだしそうな奴の手をつかんで、俺のほうに引きよせた。そして噂してたムカつく侍女たちを散らした。


あいつの泣き声だけが、廊下に響いてた。お前見直したとか言われてうれしかったけど、正確だけなとか言われてちょっと傷ついた。外見だってそこそこ大事だぞ?つか、俺はお前以下な外見はしてない。いや、俺とお前じゃまずジャンルが違う。


よくお前は泣いてるな。そんなに悲しい事があったならさ、俺に言ってこいよ。俺の胸でも肩でも何でも貸すからさ・・・・。


だから頼って


お前のためなら俺


どんなに振り回されてもかまわない


今じゃ思う





お前のこと






好きかもしんない・・・・・・・・・・・・・・・・・たぶん

今までのお話でのクロウ視点。


此処でこんなこと思ってたんだなーと解ってくださるとうれしいです。


つか、クロウってやっぱセリアのことすきだったんだな・・・(今思ったんです)

まったく、どっちも鈍感なんだから!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ