56話ー【殺人事件の謎】美しき男女の警官
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四人の目の前に広がっているのは、晴天の下に存在する大きな豪邸であった。
しかし、どうも奇妙である。
それには二つの理由があるが……まずは、大きな豪邸が今まで同様に一つの部屋として存在していることだ。
例えるとするなら、大きな部屋の中に家が建っているみたいなものだろうか?
そして二つ目は、周りがやけに静かなことだ。
周りを見渡すと確かに景色が存在するのに、鳥一匹の鳴き声すら聞こえない静寂な空間が広がっていた。
四人が一つ目の理由と二つ目の理由を整理すると……ココはニャル様によって創りだされた、一種の箱庭の様ものなのだと直感で答えを出したのだ。
「凄いねココ……ホントに外に居るみたい……」
「ニャル様って、こーゆーところは凄いわよね」
「「「言えてる」」」
「てかさ……俺らがここに突っ立ってるだけで何も起こらないから、あの屋敷に行くと何か起こるんじゃね?」
「殺人事件って言うくらいだからね……僕達が来る前から起こってる前提なのか、それとも僕達が来てから事件が起こるのかで結構変わってくるよね」
「そうね……そこら辺も留意しながら、一旦屋敷に向かいましょう」
「「「賛成!!」」」
話し合いの末で一旦豪邸に向かうことにした四人は、正面にある玄関の前へと歩を進める。
一歩、また一歩と玄関に近づいて行くと、警官と思わしき美しい容貌の男女二人が玄関から出てきた。
「いやぁ……今回の事件、中々難しいっすね?」
「そうだな、上も事件が難航していると言ってたな」
女性警官は、聞き覚えのある口調をした長髪美人。
男性警官は、透き通る声が特徴な爽やかイケメン。
何かをブツブツ言いながら現れた二人の警察に、四人は(あ、これ。なんか絶対イベントがあるタイプのお助けキャラだ)という印象を抱いた。
そんな印象を持つ二人の警官がコチラに気が付くと、不思議そうにしながらこちらへとやって来る。
「あれ?何でこんな所に一般人が?……あっ!!もしかして君達は、最近噂になってる例の凄腕探偵すか!?きっとそうっすよね、先輩!!」
「うん……おそらくだが、そうだろうな。なぁ君達、そうなのだろう?」
四人に選択肢が現れた。
それはたったの二択……イエスと、ノーだ。
しかし四人は「探偵であるか」「探偵でないか」の二択に対して冷や汗を垂らし、恐怖心を抱いているのか脚をガクブルと震わせる。
((((マズイ……非常にマズイ…………))))
「あれ?どうかしたんすか?」
そんな四人に二人の警官は不思議そうに見つめていた。
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