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鵤の唄  作者: 紅莉
第零話
9/17

第零話:シーン5

GM「じゃあ、次のシーン。また、城の方に……というよりは、塔の方に視点が戻るよ」


アリア「じゃあ俺たちの出番かな?」


ローイン「そうですね」


GM「好きなタイミングで、城に向かって歩いているクーヴィアも登場していいからね」


クーヴィア「はーい」


GM「じゃあ、扉を開けたら、少女がいたというところから始まるよ。因みに護衛は二人が部屋の中に入ると同時に扉を外から閉めるよ」


アリア「外に出たいときは?」


GM「中からノックしてくれれば扉を開けてくれるよ」


ローイン「そうですか……」


GM「で、少女にどう話しかける?」


C「……の、前に私が話しかけますね」


C「あの、どなたでしょうか」


アリア「えっと、君の世話を頼まれた、一兵士だ」


ローイン「同じく世話を頼まれました、この国の宰相……とでも言えばいいですかね」


C→真朱「宰相さん、ですか。あ、私は真朱(まみ)といいます」


GM「ここで、アリアとローインは知覚か霊感判定しようか。難易度は7ね」


アリア「じゃあ俺は知覚だな」


コロコロ

2D6+3 → 10 成功!


ローイン「じゃあ私は霊感で……」


コロコロ

2D6+5 → 12 成功!


GM「じゃあ二人ともわかるね。彼女、この世界の人では無いみたい」


ローイン「投影体、ですか」


GM「そう言うことになりますね」


真朱「えっと……」


ローイン「貴女、もしかして投影体ですか?」


真朱「投影……?」


ローイン「この世界で生まれた存在ではないということですよ」


真朱「は、はい!私、地球っていうところで生まれまして……。森を彷徨っていたら、いつの間にかこの世界に」


アリア「森を彷徨っていた?危険じゃなかったのか?」


真朱「こちらの森と違って、小さい森でしたから」


クーヴィア「……GM、GM」


GM「ん?」


クーヴィア「外って、見張りが立ってるんだよね、」


GM「そうだ、ね」


クーヴィア「倒せる?」


GM「まぁ。倒せるよ。モブだから」


クーヴィア「じゃあ、倒して、ここで出るねー」


GM「ん。じゃあ、そこで、アリアとローイン、真朱は外から喧噪が聞こえて、何かが倒れる音がした後に、ガチャリと扉が開く音がしたよ」


アリア「剣を構えるな」


クーヴィア「じゃあ、何も知らずにふつーに入る!あ!アリアー。と、ローイン様。何してるのー?」


アリア「クーヴィアか。……外の護衛は?」


クーヴィア「倒してきた!」


アリア「そうか……」


真朱「あの、貴女は……?」


クーヴィア「私はここの傭兵だよー」


アリア「根無し草のくせに」


クーヴィア「気にしない気にしない!貴女はー?」


真朱「わ、私は日野(ひの) 真朱と言います。……外の護衛を倒してきたんですか?」


クーヴィア「そうだねー」


真朱「……じゃあ、その実力を見込んでお願いがあります」






真朱「私をこの塔から出してください!」

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