ラスト エピソード。
人によって、
事実と真実は、違うと言われる。
現在進行形の『僕』の話…。
すでに世を去った、ある人の、
2つの教えに僕は救われていた。
その人は言った。
『決まっていたのです。
アナタは悩んで悩んで悩んだ挙げ句、
右ではなく、左に行った…。
それは紛れもなく、
アナタの意志だった!…と、
アナタは思っているでしょう…。
でも、それは決まっていたのです。
どこで、どうしようが、
アナタは必ず左に行くことは、
もう既に決まっていたのです。』
僕は、
人生の、
ある地点で悔やんでも、
悔やみきれないことが、あった…。
どうして、あんなことしたんだろう…
どうして、ああ、なってしまったんだろう…
心を病み、
体を蝕まれるほど悩みに悩んでいた僕は、
その言葉と出逢う…。
そして、僕は【彼】が、
【彼】は現存している時に、こうとも言ったことを知る…。
『生まれ変わりは、
確かに、あるのです…。
アナタの今の姿は仮初めなのです…。
あなたは現世に、おいて、
確かに何も悪いことは、していない。
でも、
アナタの前世は大悪人だったかもしれない。
何も身に覚えがないのに、
怒涛のように、
アナタに災難が降りかかる…
それは、
アナタが生まれ変わりを繰り返してきた過程における、いつかの罪を被っているのかもしれません…。』
【僕】は、思う…。
(何なんやろう…
富める人は、どこまでも優雅に生活しているのに、貧しい人たちには、
どんなに頑張っても、
その貧困から抜け出せない…
この差は、いったい、何なのだろう……?)と。
【終わり】




