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地底の月  作者: 赤羽 黒兎
敍-月/ムーン
1/5

プロローグ-1

 初めての投稿!

 できるだけエタらないよう、最低週一投稿できるよう、これから頑張ります!

 ——『月』。

 太陽の光を反射し、夜の世界を照らす天然の衛星である。

 月の形や輝きにさまざまな想像を練り、行動に移す者は多い。

 ——例えば、月の見えない新月の夜は、あまりの暗さに外に出ることも憚られる者。

 ——例えば、月が一際輝く満月の夜は、酒を片手に人と飲んだくれる者。

 ——例えば、月と太陽が重なる日食や月食の際には、珍しいその様子をひと目見ようと空を仰ぐ者。


 また、人は月のその有り様に思い思いの心情を織り交ぜる。

 ——例えば、かの文豪は、『I LOVE YOU』を『月が綺麗ですね』と意訳した。

 ——例えば、かの宇宙飛行士は月に降り立ったときに、『一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である』と歴史に残した。

 ——例えば、かの詩人は、『名月や池をめぐりて夜もすがら』とその美しさを詠った。


 月が存在するからこそ行われる出来事の数々。

 しかし、月は風情のあるモノなだけではない。月は常に我々の生活と密接に関わってきたことも、また事実だ。

 月の満ち欠けによってひと月の長さを決めた。

 月には神がいると信じられ、祈る対象であった。

 月の輝きや欠け方によって体調に大きな影響を及ぼすこともある。

 月と我々は、切っても切り離せない関係が、既に築かれているのだ。


 ——そんな『月』が、もし存在しないのであれば。

 いや、正確には忘れてしまった(・・・・・・・)のであれば。

 新月も満月も、もちろん日食や月食さえもちろん記憶にも記録にも存在しない。そんな世界にいるのであれば。


 ——あなたは、正気を保っていられるだろうか?


 ——ああ、普通であれば、容易く正気を失うことだろう。

 そう。普通であれば(・・・・・・)


 『月には神がいると信じられ』と前述してある通り、実際に月には神が、神たちがいた。

 神は月を隠し、人々から月を忘れさせた(・・・・・)

 何故か。


 月を知っている、覚えている世界のあなたには、それを知る必要も、知る術もない。

 しかし、その世界にいる人々は、当然、その限りではない。もし、月を思い出したら、月を知ることができたら、の話ではあるが。

 そんな、たまたま、偶然にも、思いがけない、奇跡のようなことが起これば、とはなるが——。


 ——ああ、そうだ。起こったのだ。そんな奇跡みたいな出来事が。

 とある街の外れにある、小さな小さな町。中でも一際小さな家に住む、一人の少年。夢も野望もなく、日々を生きることに必死な、ただ普通の少年だ。

 何万分の、何億分の……いや、数えることすら億劫なほどの母数のうちの一つとも言える奇跡を起こした、起こしてしまった(・・・・・・・・)少年は、否が応でも世界の中心となってしまう。


 ——しかして。

 そんな世界を揺るがした少年はどんな男なのか。この先どう生きていくのか。

 お見せしよう——その、全てを————っ!

 最後までお読みいただき、ありがとうございます!!


 今日は推しの誕生日です!(予約投稿できてれば)

 投稿された時間から配信があるので、楽しみ!!

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