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最終話

「流れ星には本当に感謝しないとね♪」


「そうだな。なぁ、レイラ。一回目を閉じてくれないか?」


「えっ? どうして?」


「頼む! この通り! お願い!」


「うん、分かった。いいよ♪ それじゃ、一回目を閉じるね♪」


 するとここで、ルーカスは私に目を閉じてとお願いし、私はルーカスに言われた通り、目を閉じることにしたの。(それにしても、ルーカスはどうして、私に目を閉じるのをお願いしたんだろう……?)


「ルーカス、目を閉じたよ♪ ねぇ、ルーカス。今から一体何を――」


 チュッ♡。


(……へっ……!?)


 そして私は目を閉じると、ルーカスに今から一体何をするのか聞こうとしたその瞬間、ルーカスは私にキスをしていたの。私はそのあまりにも突然過ぎる出来事に顔が真っ赤になり、ただただ驚いていたの。(まさか……、ルーカスが私にキスをしてくれるなんて……。気持ちは凄く嬉しいんだけど、心の準備が全く出来てなかったよ~……)


「レイラ、もう目を開けても大丈夫だぞ」


「うっ……、うん……」


 キスを終えると、ルーカスからもう目を開けても大丈夫と言われたので、私は目を開けることにしたの。(私……、ルーカスと初めてのキスをしちゃった……。突然のことだったからあまり実感はないけど……、今でも凄く胸がドキドキする……)


「ねぇ、ルーカス。私が目を閉じている間、キスをしたんだよね……?」


「そっ……、そうだぜ……。レイラが目を閉じている間、俺はレイラにキスをしたんだぜ……。その……、恋人になったわけだし……、せっかくだからここは、その記念にキスをしようと思ってな……。だけど、キスするの凄く恥ずかしかったし、あと、サプライズにしたかったのもあるから……、ここはレイラに目を閉じるのをお願いしたんだぜ……」


「そっ……、そうだったんだ……」


 どうやらルーカスは、私と恋人になったその記念として、私にキスをしようと思ったみたいなの。だけど、キスをする恥ずかしさとサプライズをしたい気持ちがあり、そこで私に目を閉じるのをお願いしたみたいなの。


「そっ……、それで……、どうだった……?」


「うん♪ 凄く嬉しかったよ♪ ルーカスとキスが出来て、私すっごく幸せな気持ちになったよ♪」


「そっ……、そうか……。それなら良か――」


「だけど、ちょっとズルい!」


「へっ……? ズルい……?」


 ルーカスにどうだったか聞かれた私は、凄く嬉しくて、幸せな気持ちになったことを素直に話し、あと、ちょっとズルかったことも私は頬を少しプクゥ~と膨らませながら、ルーカスに伝えたの。


「うん。凄くズルかった! 心の準備が全く出来ていなかったのに、あんな不意打ちにキスされちゃったら、凄くびっくりして、とてもドキドキするじゃない……。せめて、心の準備が出来てからキスをしてよね……」


「そんなこと言ったって……、恥ずかしいから仕方ないだろ……」


「そう言うと思った。だから、もう一回キスをしよう♪ それに今度は私の方からさせてよね♪」


「マジかよ……。まあ……、俺も嬉しいから別にいいけど……」


 私はルーカスにズルかった理由を話し、今度は逆に、私の方からもう一回キスをすることにしたの♪(せっかくだから、私もルーカスにキスをしようと思ったんだよね♪)


「ルーカス、心の準備は出来た?」


「おぅ! バッチリだぜ!」


「それじゃ、行くよ♪」


 チュッ♡。


 そして、お互いの心の準備が出来たことを確認すると、私はルーカスにキスをしたの♪(やっぱり心の準備が出来ていると、気持ちが少し落ち着くよね♪)


「……どうだった……?」


「その……、やっぱり凄く嬉しかったぜ! ただ……、心の準備が出来ていても、かなりドキドキするな……」


「あはは……、そうだね……。やっぱり凄くドキドキしちゃうよね……」


 私はルーカスにどうだったか聞いてみると、ルーカスは凄く嬉しいと言ってくれたけど、心の準備が出来ていても、かなりドキドキしていたことを私に伝えてくれたの。(結局、心の準備が出来ていても、やっぱりドキドキしちゃうんだよね……。まあでも、それって凄く嬉しいことだから、別にいいんだけどね♪)


「けど、幸せな気持ちだったことには変わりはないぜ!」


「ルーカス……。うん☆! そうだよね♪ 幸せな気持ちには変わりないよね♪」


 そしてルーカスは続けて、幸せな気持ちだったことには変わりはないと言ってくれて、私は凄く嬉しい気持ちになったの♪(ルーカスと初めてのキスが出来て、私すっごく嬉しいよ♪ 今までで一番幸せな気持ちかも♪)


 キラ~ン♪ キラ~ン♪ キラキラ~ン♪


「あっ♪ 流れ星がまたいっぱい降ってきたよ♪」


「そうだな! もしかしたら本当に、流れ星は俺たちに祝福してくれているのかもしれないな!」


「うん♪ きっとそうだと思う♪」


(流れ星さん、私とルーカスのことを祝福してくれて、本当にありがとうございます♪ 私もルーカスも今は凄く、とても幸せな気持ちでいっぱいです♪)


 すると再び、流れ星がいっぱい降ってきて、私もルーカスも空に溢れるたくさんのキラキラに見とれていたのと同時に、改めて祝福してくれたと思い、私は心の中で流れ星に感謝していたの♪(流れ星さんにはいっぱい迷惑をかけてしまったけど、私とルーカスが自分の力で願いを叶えようとしているかどうか、最後まで見守ってくれて、本当にありがとうね♪ 流れ星さんのおかげで私もルーカスも凄く成長することが出来たよ♪)


「ねぇ、ルーカス。せっかくだから、流れ星に願い事をしよう♪」


「そうだな! せっかくだから、流れ星に願い事をするか!」


「うん♪ やった~♪ でも絶対に、流れ星に願い事をするのは1つだけにしなくちゃね♪」


「そうだな! あの時みたいに、欲張るのはもうやめた方がいいよな!」


 私とルーカスはせっかくだから、流れ星に1つだけ願い事をすることにしたの♪(もうあの時みたいに、欲張って流れ星に2つの願い事をしないように気を付けなくちゃね……。ルーカスとまた離れ離れになるのは、凄く辛くて、とても寂しい気持ちになっちゃうから……)


「それじゃ、流れ星に願い事をするよ♪」


「おぅ!」


(流れ星さん……、お願いです……! ルーカスとこれからも幸せに過ごすことが出来ますように♪)


 そして、私とルーカスは流れ星に1つ願い事をし、私はルーカスとこれからも幸せに過ごすことが出来るようにと願ったの♪(やっぱり、ルーカスとこれからも幸せに過ごすことが、私の一番の願いなんだよね♪)


「流れ星、またどこかに行っちゃったね……」


「そうだな。どこかに行ってしまったな……。なぁ、レイラ。レイラはどんな願い事をしたんだ?」


「多分、ルーカスと同じ願い事だと思うよ♪」


「そうか! それなら、せ~ので言ってみるか!」


「うん♪ いいよ♪ せ~ので言ってみよう♪」


「おぅ! それじゃ行くぜ! せ~の!」


「「ルーカス(レイラ)とこれからも幸せに過ごすことが出来ますように☆!」」


 私とルーカスは流れ星に願い事を終えると、お互いどんな願い事をしたのか、せ~ので言ってみることにしたの♪ そして、せ~ので言ってみると、やっぱり私もルーカスも同じ願い事をしていたことが分かったの♪


「やっぱりルーカスも、私と同じ願い事にしたんだね♪」


「おぅ! もちろんだぜ! レイラとはこれからもやっぱり、幸せに過ごしていきたいからな!」


「うん♪ ありがとう♪ ルーカスがそう言ってくれて、私すっごく嬉しいよ♪ 私もルーカスとこれからも幸せに過ごせたらいいなと思ってるよ♪」


「おぅ! レイラもそう言ってくれてありがとうな! 俺も凄く嬉しいぜ!」


 そして、私もルーカスも同じ願い事をしているのが分かると、共にとても嬉しくて、幸せな気持ちになったの♪(ルーカスと同じ願い事で、本当に良かった♪ 何だか凄く幸せな気持ちだよ♪)


「ねぇ、ルーカス。せっかくだから、もう一回キスをしよう♪ 今度はハグも付けてね♪」


「おぅ! いいぜ!」


「うん♪ ありがとう♪ それじゃ、行くよ♪」


 チュッ♡。ギュッ♪


 そして私とルーカスは、せっかくだからもう一回キスをすることにし、今度はハグもすることにしたの♪


「ルーカスとこうしていられるの、私凄く幸せだよ♪」


「そうか……。ありがとうな……。俺もレイラとこうしていられて、凄く嬉しいぜ」


「うん♪ ありがとう♪ ねぇ、ルーカス。私、ルーカスのことが大好きだよ♪」


「あぁ……。俺もレイラのことが大好きだぜ」


「嬉しい♡。ありがとう♪」


 私とルーカスは、お互いこうしていられることにとても幸せを感じ、しばらくハグを続けていたの♪(ルーカスと恋人になれて、本当に良かった……☆!)


「ルーカスとこうして手を繋ぐの、初めてでとても緊張するけど、凄く幸せ♪」


「そうだな! 俺も凄く幸せだぜ!」


 私とルーカスは、現在住んでいる宿屋に向かうため、再び歩き始めていたの。そして、恋人になった記念として、せっかくだから手を繋いで歩くことにし、とても幸せな気持ちになっていたの♪(ルーカスと手を繋ぐことが出来て、とても嬉しい♪)


「なぁ、レイラ。いきなりで悪いが、結婚とかはどうする……?」


「本当にいきなりだね……。う~ん……、結婚はまだもう少し先でいいかな♪ 今は恋人としての幸せな時間を凄く楽しみたいし♪」


「そうだな。レイラの言う通り、今は恋人としての幸せな時間を楽しんだ方がいいよな」


「うん♪ そうそう♪」


 ルーカスに結婚は今後どうするか聞かれた私は、結婚はまだもう少し先にして、今は恋人としての幸せな時間を凄く楽しみたいことをルーカスに話したの♪(今は恋人としての関係を大切にしなきゃね♪)


「ねぇ、ルーカス♪」


「ん? どうしたんだ?」


「これからも幸せな毎日を過ごそうね♪」


「おぅ! もちろんだぜ!」


 こうして私とルーカスは,これからも幸せな毎日を過ごすことを約束し、そのまま宿屋へと帰ったの♪(いつかルーカスと、結婚出来たらいいよね♪)


 そしてそれからは、私がルーカスと恋人になったことをアリシアとニーナに話したの♪

 すると、それを聞いていたアリシアとニーナはとても喜び、私たちで一緒にハイタッチなんかをしたりして、私とルーカスのことを祝福してくれたの♪

 その後、私とルーカスが恋人になったことを祝し、4人で小さなパーティーを開いて、とっても楽しんだの♪(実は、私とルーカスが帰った後もアリシアとニーナは、私がルーカスと結ばれることを応援し、信じてくれていたことを私はこの時に知ったんだよね♪ あと、流れ星が降ってきた時にも、アリシアとニーナは、私とルーカスが結ばれるように流れ星に願い事をしてくれたんだとか♪ もしかしたら、そのおかげかもしれないね♪ 2人にも本当に感謝しなくちゃね♪ アリシア、ニーナ、本当にありがとう♪)


 それからもう一つ、私とルーカスはアイスドラゴンを倒した功績が讃えられ、私はSランク、ルーカスはBランクとそれぞれ冒険者ランクが上がったの♪(お互いの冒険者ランクが上がって、とっても嬉しかったんだよね♪ 実は私たち4人で小さなパーティーを開いたのもそのことも祝すものでもあったんだけど、ほとんどの話題が私とルーカスが恋人になったことについてだったんだよね♪ でも、まっいっか♪ ルーカスと恋人になれたそれだけでも、私は凄く嬉しかったし♪)


 そしてこれからも、私はルーカスと一緒に幸せな毎日を過ごしていきたいと思います♪

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