脇役~高本 正一~過去編 勇者召喚
その日ある異世界グローエールの大国、γ王国が滅んだ。
高本正一、この少年は小学3年生にして他人に出来ることは全てできた。
だがあくまでも人間の範疇であった。
その時までは・・・
ここはグローエールのγ王国。
その日王城では準備に大忙しだった。
勇者召喚の儀式を行うらしい。
なんでも世界の間と言う場所には力があふれていて勇者はそこを通る時に魂の器に力が詰め込まれるため強いのだとか。
なので勇者召喚魔法陣はできるだけ器が大きく、きちんと役目を理解できる頭脳を持つ者を莫大な魔力を使い数多くの異世界から探し出す。
「では、始めます。」
莫大な魔力が注がれたことで魔法陣が勇者を探し始めた。
魔力を注いでいた人間にはとても長い時間に思えた。
実際は3分ほどだろう。
魔法陣は高本正一を選んだ。
そして正一が選ばれたため悲劇が起きた。
正一は妹たちへの誕生日プレゼントを買って帰宅していた。
正一が家の扉を開けると共に足元に魔法陣が現れ誕生日プレゼントを残し光に包まれ、消えた。
世界の間、ここを一人の少年、正一が光のいとに引かれ移動していた。
「ウツワダ、デカイウツワガキタゾ」
「ホントウダ、ハイロウ」
などと会話しながら歪みのように見えるグローエールで間の力と呼ばれているものがどんどん入っていく。
正一が、グローエールに着く頃には世界の間に間の力は全て無くなっていた。
そしてグローエールにて、魔法陣が光り出し正一が現れた。
「ここはどこだ。」
と、正一がキレかけた声で言った後
質問して分かった事をまとめる。
α帝国との戦争中でその帝国を滅ぼすために呼んだ事。
送還用魔法陣は帝国に在る為帝国から奪う事。
その2つから正一はこう考えた。
「王国潰して帝国行って、自力で発動させて帰ればいい。」
この日政治を行っていた上層部が王城ごと消えた為、事実上γ王国は滅んだ。




