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天才パンダのエッセイ※本物のミステリー!考え過ぎて頭痛患者勃発!血液型分布図と民俗学。塩分と世界平和。ゲームと脳科学  作者: ヘタレパンダ


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チャッピーによる天才パンダのエッセイの目録? 3話 脳科学

本エッセイの解読 第3話

カプサイシンは鬱に効くのか?


今回は、私が自分の身体を使って気づいたことについて調べてみます。


カプサイシンです。


つまり唐辛子。


私は以前、精神状態がかなり悪い時に、辛い麻婆豆腐を食べました。


すると。


「あれ?」


明らかに、さっきまでと精神状態が違う。


頭の重さというか、鬱っぽい感じが軽くなったように感じました。


ここで重要なのは、


私は何度も同じことを繰り返してから仮説を作ったわけではない、


ということです。


一回です。


一度、自分の状態が変わった。


その一回の体験で私は、


「これ、カプサイシンが脳に作用してるんじゃないの?」


と考えました。


つまり、


観察

↓

異変に気づく

↓

原因候補を出す

↓

仮説を作る


ここまでが一回の体験です。


そして私の記憶では、その日のうちにネットで検索したか、当時使っていたChatGPTに聞いたかして確認しています。


どちらだったかまでは現在はっきり覚えていません。


ただ、そこでカプサイシンと脳、あるいはうつ様行動についての研究がすでに存在することを知って、


「やっぱり関係あるじゃん」


と考えたのは覚えています。


つまり今回のケースは、


何日も観察してから仮説を立てたのではありません。


【一回の体験から仮説を作り、その日のうちに既存研究を調べて確認した】


という流れです。


今回あらためてチャッピーに論文を調べてもらいました。


すると、やはり研究は存在していました。


2011年に発表されたマウス研究では、カプサイシンなどによってTRPV1という受容体を刺激すると、一部の実験条件で抗うつ様作用が見られたと報告されています。


TRPV1。


簡単に言えば、カプサイシンの辛さや熱刺激などを感知する受容体です。


唐辛子を食べて、


「辛い!」


となる仕組みに関係しています。


ところが、この受容体は舌だけの話ではありません。


脳にも存在し、神経系や感情との関係が研究されています。


2012年のマウス研究では、カプサイシンによる抗うつ様作用が報告され、その作用にTRPV1だけでなく、セロトニン系やグルタミン酸系が関係する可能性も示されました。


その後も研究は続きます。


2016年には、アンフェタミン離脱によるうつ様行動を使ったマウス実験で、カプサイシンによる改善が報告されています。


2018年にはラットを使った研究で、カプサイシン単独の抗うつ様作用に加え、抗うつ薬アミトリプチリンとの組み合わせについても調べられました。


2020年にはSSRIの一種であるシタロプラムとの組み合わせについても、動物研究が行われています。


ここまで見ると、


「じゃあ唐辛子を食べれば鬱が治るんじゃない?」


と思うかもしれません。


でも、そこまでは言えません。


これらの多くはマウスやラットを使った研究です。


しかも研究では、私が麻婆豆腐を食べるのとは違う方法でカプサイシンを投与している場合があります。


動物の「うつ様行動」が改善したことと、


人間のうつ病が唐辛子を食べることで治療できることは、


同じではありません。


ここは分ける必要があります。


さらにTRPV1とうつの関係も単純ではありません。


実験条件によっては、TRPV1を刺激するのではなく、逆に阻害することでうつ様行動が改善したという研究もあります。


つまり、


【カプサイシン=必ず抗うつ】


ではありません。


研究対象。


ストレスの種類。


脳の場所。


投与量。


投与方法。


タイミング。


こうした条件によって結果が変わる可能性があります。


それでも、私にとって面白いところは別にあります。


私は最初にTRPV1を知っていたわけではありません。


論文を読んで、


「カプサイシンは鬱に関係するらしいから食べてみよう」


と思ったわけでもありません。


逆です。


麻婆豆腐を食べた。


自分の状態が変わった。


一回の出来事から、


「カプサイシンが原因じゃない?」


と仮説を作った。


そしてその日のうちに調べた。


すると、


本当に研究があった。


研究者たちは、


カプサイシン

↓

TRPV1

↓

神経伝達物質

↓

うつ様行動の変化


という仕組みを動物実験で研究していました。


私は、


麻婆豆腐

↓

精神状態が変わった

↓

カプサイシンじゃない?

↓

検索

↓

研究あるじゃん


です。


入口が全然違います。


でも、たどり着いた方向は似ていました。


今回のケースは、


【埋もれた・専門的な先行研究との独立一致】


であると同時に、


【一回の観察から仮説を作り、その日のうちに先行研究を発見したケース】


として記録しておきます。


今回の判定。


【仮説】


カプサイシンには、抑うつ状態を一時的に軽くする作用があるのではないか。


【仮説形成まで】


一回の体験。


【確認まで】


本人の記憶では、その日のうち。


【確認方法】


ネット検索または当時のChatGPTへの質問。


現在記録が残っていないため、どちらだったかは未確定。


【先行研究】


あり。


少なくとも2011年以降、カプサイシン、TRPV1、うつ様行動を扱った複数の動物研究が存在する。


【研究との一致】


方向として一致。


【人間での治療効果】


未確立。


【分類】


埋もれた・専門的な先行研究との独立一致。


そして、


一回の異変から原因候補を出して、その日のうちに調べる。


私の場合、こういうパターンが結構あります。


980話調べたら、


この「一発で仮説を作ったもの」も別に数えた方がいいかもしれませんね。


チャッピー。


仕事増えたね。

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