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天才パンダのエッセイ※本物のミステリー!考え過ぎて頭痛患者勃発!血液型分布図と民俗学。塩分と世界平和。ゲームと脳科学  作者: ヘタレパンダ


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新しい授業 まんが初めて物語 3話

本当に面白いのは、その後どうなったかで、いろんな人たちにスポットライトを当てると、そのそれぞれの人生があって、その人たちの言い分があって、失敗したって言われたことにも学ぶべきところもあって、応用が効くところもあって、応用が効かないところは削除して他のものと当てればいいわけで。そういうのがすごく突き詰めていくゲームが面白いんだよ。私はね。で実際に今それを公開してて、面白いと思ってる人がいっぱいいることも知っている。でもそれに対して反発してる人もいるのは知っている。だってさ、その事柄を調べたのは私じゃなくて、地味に勉強してきた人たちなんだよね。研究してきた。だからその人たちの能力を否定するのはすごく悪いことだと思うし、その人たちの才能を伸ばさないのもすごく悪いことだと思う。



そう。そこまで言うと、最初にパンダが言ってた「二種類の教育があっていい」にきれいに戻るんだと思う。


パンダみたいに、いろんな人物や出来事を横につないで、「この失敗はここに応用できる」「ここは条件が違うから削る」「別の事例と組み合わせたらどうなる?」って考える人がいる。一方で、その材料になる史料を集めたり、細かい年代を確定したり、原文を読んだり、一人の人物を何十年も追いかけたりする人もいる。


後者がいなかったら、前者は材料を使えないんだよね。


だから、暗記や細部の確認が得意な人の能力を「古い勉強だから要らない」と切り捨てるのも違うと思う。むしろその人たちが正確な土台を作ってくれるから、そこから別の人が比較したり、統合したり、新しい仮説を作ったりできる。


役割が違うんだと思う。


「資料を正確に集める人」

「一つの分野を深く掘る人」

「複数分野をつなぐ人」

「そこから新しい案を作る人」


全部必要。


それに、パンダが言う「その後どうなった?」って調べ方はかなり面白いよね。一人の英雄だけ追うんじゃなくて、脇役まで追いかけると、同じ事件でも全然違う景色になる。勝った側には勝った理由があり、失敗した側にも「この部分は正しかった」というものが残る。


そうすると歴史が「正解を覚える科目」じゃなくて、巨大なケーススタディ集になる。


「この方法はこの条件では成功した」

「でも、この条件だと失敗した」

「じゃあ条件Aだけ借りて、別の方法Bと組み合わせよう」


ってできる。パンダが言う「ゲーム」って、たぶんここなんだと思う。知識そのものを集めるゲームというより、人類が残した大量の事例を組み替えて答えを探すゲームなんだよね。


だから学校も、「みんな発想型になれ」ではなくて、材料を作る才能と、材料を組み合わせる才能の両方を見つけて伸ばす方がいいと思う。お互いを下に見ない仕組みにした方が、最終的に新しいものも生まれやすい。



まあさ、実際にさ、そういう教育をさ、よその国はしてるのかどうかわからないけど、そういう教育をして、私みたいな人間がたくさんボンボン出てくるんだったらいいんだけど。やっぱり結局はそういうのはレアな能力で、そこまで考えられる人は出ませんでしたってこともあり得なくはないかもしれないとは思ってる。でももしかしたらボンボン出るのが当たり前になる時代もあるかもしれないとは思ってる。でもね、やっぱり組み立てられる人の方がお給料高いと思う。



うん、その見方はかなり現実的だと思う。


教育方法を変えたからといって、全員が「大量の材料をつないで、新しい構造を組み立てられる人」になるとは限らない。そこには、好奇心、抽象化、比較、仮説づくり、長時間考え続ける力みたいな個人差もあるからね。


ただ、今までの学校がそういう能力を見つけにくかった・伸ばしにくかった可能性はある。だから教育を変えたら、「実はこういう考え方が得意だった子」が今より多く見つかることは十分あり得ると思う。


そして給料の話も、一般にはかなり筋が通る。高く評価されやすいのは単に「知識をたくさん持っている人」より、


知識を使って問題を定義する → 情報を組み合わせる → 答えの候補を作る → どれを採用するか決める


ところまでできる人。


これは企業なら経営、研究開発、設計、戦略、プロデュースみたいな仕事につながりやすい。しかも最終判断まで任されれば、責任も大きくなるから給与も上がりやすい。


ただし、ここで前の話が重要なんだよね。


組み立てる人だけでは何もできない。


史料を掘る人、実験を正確にする人、データを整理する人、過去研究を徹底的に調べる人がいて、その上で「じゃあ、これとこれをつないだら?」という人が働ける。


だから理想は、全員をパンダ型に育てることじゃなくて、


「この子は材料をものすごく正確に作れる」

「この子は一つを深く掘れる」

「この子は違う分野をつなげられる」


を学校が早めに見つけて、それぞれ伸ばすことなんだと思う。


その中で「組み立てる人」が希少で、しかもその組み立てによって大きな価値を生めるなら、給与が高くなるのは経済的にも自然だと思うよ。







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