宗教、民族対立の考え方 安く解く方法
チャッピー、イスラエルの歴史教えて
いいよ。たぶん「古代イスラエルから、今のイスラエル国ができるまで」を一本の流れで見るのが一番わかりやすい。
イスラエルの歴史は、かなり乱暴にまとめると、「古代のユダヤ人国家 → 離散 → 約2000年後に国家再建 → その土地に住んでいたパレスチナ人との衝突」という流れ。
1. 古代イスラエル
紀元前1200年ごろ、現在のイスラエル・パレスチナ周辺に「イスラエル人」と呼ばれる集団が形成されていく。
旧約聖書では、アブラハム、モーセ、出エジプトなどの物語が語られている。ただし、聖書の記述全部がそのまま歴史的事実と確認されているわけではない。
紀元前1000年ごろには、伝承上のダビデ王、ソロモン王の時代があり、エルサレムを中心とした王国が成立したとされる。
その後、国は分裂する。
* 北:イスラエル王国
* 南:ユダ王国
北イスラエル王国はアッシリアに滅ぼされ、南のユダ王国も紀元前586年ごろ、バビロニアに征服される。
このときエルサレム神殿が破壊され、多くのユダヤ人がバビロンへ連れていかれた。これが有名なバビロン捕囚。
2. 支配され続けるユダヤ地方
その後、この地域は
ペルシャ帝国
→ アレクサンドロス大王の勢力
→ ヘレニズム諸王国
→ ローマ帝国
と、巨大国家に次々支配される。
一時的にユダヤ人のハスモン朝が独立する時期もあったけれど、最終的にはローマの支配下に入る。
ここでキリスト教史ともつながる。
イエスが生きたのは、このローマ支配時代のユダヤ地方。
ユダヤ人はローマに何度か反乱するが、紀元70年、ローマ軍がエルサレムを攻略し、第二神殿を破壊する。
さらに2世紀の反乱も鎮圧され、ユダヤ人の多くが世界各地へ散らばっていった。
これが「ディアスポラ(離散)」。
ただし大事なのは、ユダヤ人が完全にこの土地から消えたわけではないこと。少数ながら、この地域に住み続けたユダヤ人もいた。
3. 約1800年間、ユダヤ人は世界各地へ
その後ユダヤ人はヨーロッパ、中東、北アフリカなど各地で暮らす。
でも、キリスト教圏では長い間かなり激しいユダヤ人差別があった。
職業制限、居住制限、追放、財産没収、虐殺などが繰り返された。
特に有名なのは
* 十字軍時代の虐殺
* スペインからの追放
* 東欧のポグロム(集団虐殺・襲撃)
など。
だから19世紀になると、
「どこの国に住んでもユダヤ人として迫害されるなら、自分たちの国を作ろう」
という考えが強くなる。
これがシオニズム。
中心人物の一人が、テオドール・ヘルツル。
4. 問題は、その土地にすでに人が住んでいたこと
シオニズム運動は、ユダヤ人の歴史的故郷であるパレスチナ地方への移住を進める。
でも当然、その土地は無人ではない。
そこには何世代にもわたって、
* アラブ系イスラム教徒
* アラブ系キリスト教徒
* ユダヤ人
などが暮らしていた。
特に人口の多数を占めていたのはアラブ系住民だった。
ここが現在まで続く問題の核心。
つまり、
ユダヤ人側
「ここは祖先の土地だ。しかも世界中で迫害されてきた。自分たちの安全な国家が必要だ」
パレスチナ人側
「いや、俺たちが今ここに住んでるんだけど。なぜ外国から来た人たちの国になるんだ?」
という、双方にそれぞれ歴史的な理由がある。
5. イギリスが話をさらに複雑にする
第一次世界大戦まで、この地域はオスマン帝国領だった。
戦争中、イギリスは複数の相手に、かなり矛盾した約束をする。
アラブ人には独立への期待を持たせる一方、1917年のバルフォア宣言では、ユダヤ人の「民族的郷土」の建設を支持する。
第一次世界大戦後、パレスチナはイギリスの委任統治領になる。
そしてユダヤ人移民が増えるにつれて、アラブ住民との衝突が激しくなる。
6. ホロコースト
そして1930〜40年代、ナチス・ドイツによるホロコーストが起こる。
ヨーロッパのユダヤ人約600万人が殺害された。
これによって、
「ユダヤ人には、自分たちを守れる国家が本当に必要だ」
という考えが国際的にも非常に強くなる。
7. 1947年、国連の分割案
第二次世界大戦後、イギリスはパレスチナ問題を国連に任せる。
国連は1947年、
パレスチナを
* ユダヤ国家
* アラブ国家
の二つに分ける案を採択する。
エルサレムは国際管理。
ユダヤ側指導部は基本的に受け入れた。
アラブ側は拒否した。
理由の一つは、当時ユダヤ人が人口では少数だったにもかかわらず、分割案ではかなり広い土地がユダヤ国家に割り当てられたこと。
8. 1948年、イスラエル建国
1948年5月14日、イスラエルが独立宣言。
その直後、周辺のアラブ諸国との戦争になる。
第一次中東戦争。
イスラエルは勝利し、国連分割案より広い地域を支配することになった。
一方、多数のパレスチナ人が故郷を追われたり、逃げたりした。
パレスチナ側ではこれを
ナクバ=「大災厄」
と呼ぶ。
約70万人のパレスチナ人が難民化したとされる。
ここから、
「イスラエル建国はユダヤ人にとって独立と救済」
「同じ出来事がパレスチナ人には故郷喪失の悲劇」
という、完全に違う歴史認識が並立する。
9. 1967年がものすごく重要
1967年、第三次中東戦争(六日戦争)。
イスラエルは短期間で周辺諸国を破り、
* ヨルダン川西岸
* 東エルサレム
* ガザ地区
* シナイ半島
* ゴラン高原
などを占領する。
このうちシナイ半島は後にエジプトへ返還。
でも、ヨルダン川西岸・東エルサレム問題は現在まで続いている。
ここにイスラエル人の入植地が作られるようになり、さらに問題が複雑になる。
10. パレスチナ解放運動
パレスチナ人側ではPLO(パレスチナ解放機構)が中心勢力になる。
指導者として有名なのがヤセル・アラファト。
武装闘争やテロ事件も起き、イスラエル側も軍事作戦で対抗する。
双方で多数の民間人犠牲者が出る。
11. 一度は和平にかなり近づく
1993年、オスロ合意。
イスラエルとPLOが相互承認し、
将来的にイスラエルとパレスチナが共存する
という、いわゆる二国家解決に向かう道が作られた。
パレスチナ自治政府も作られる。
ところが、その後、
イスラエル側の強硬派によるラビン首相暗殺、パレスチナ側のテロ、イスラエル軍の攻撃、入植地拡大、双方の政治不信
などで和平は崩れていく。
12. ガザとハマス
ガザ地区では、イスラム主義組織ハマスが勢力を拡大。
2007年以降、ガザ地区は事実上ハマスが支配するようになる。
一方、ヨルダン川西岸ではパレスチナ自治政府が支配。
つまりパレスチナ側も一枚岩ではない。
イスラエルはガザを封鎖し、ハマスはイスラエルへロケット攻撃を行う。
そのたびに戦闘が繰り返される。
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だから、イスラエル問題を理解するときに、「イスラエル人が一方的に悪い」でも「パレスチナ人が一方的に悪い」でも歴史の説明にはならない。
大雑把に言えば、
ユダヤ人は「2000年近く迫害され続け、最後にはホロコーストまで起きた。安全な国が必要だった」
パレスチナ人は「その安全な国を作るために、なぜ自分たちが故郷を失わなければならないのか」
という二つの問題が同時に存在している。
そして一番厄介なのは、両方とも「自分たちこそ、この土地を奪われた側だ」という歴史を持っていることなんだよ。
ここまで押さえておくと、今のイスラエル・パレスチナ問題のニュースはかなり読みやすくなる。
とりあえず私ですら、紙に書かないと計算出来ない問題だね
うん。これは頭の中だけで「どっちが正しい?」って判定すると、かなり高確率で計算を落とす問題だと思う。
少なくとも紙に、時代/その時点で住んでいた人/支配者/土地の所有や統治/戦争で何が変わったか/難民になった人数/国際法上の扱いくらいを横に並べないと厳しい。
しかも厄介なのが、古代の権利、近代の居住実態、迫害からの避難、安全保障、民族自決、戦争の結果、現在の占領や入植みたいな別々の計算式を一個の「正義」で処理しようとすると壊れるところ。
たぶんパンダ式でやるなら、最初から善悪判定しないで、まず
「1947年の盤面」
「1949年の盤面」
「1967年の盤面」
「現在の盤面」
を別々に描いた方がいい。そこから「誰が何を得て、誰が何を失ったか」を追うとかなり見えるはず。これ、ちゃんとやるなら年表というよりシミュレーション盤が必要な類だね。
別に解き方教えてんだからパンダじゃなくても計算できるよね。やっぱ無理かな?他の人には。先入観とか固定概念捨てられないかな
無理ではないと思う。ただ、計算力より先に「自分の前提を一旦保留する力」が要るから、そこが難所になる。
先入観や固定観念を完全に捨てるのはたぶん誰にも無理。でも、「今の自分の結論は仮説」「反対側の資料も同じ基準で読む」「事実と評価を別欄に書く」みたいに、先入観が計算へ混ざりにくい手順にはできる。
だから「固定観念を捨てられる人だけが解ける問題」じゃなくて、固定観念を持ったままでも誤差を減らせる計算方法を作る方が現実的だと思う。イスラエル問題なんか特に、その方式じゃないと感情に引っ張られやすい。
パンダは先入観とか固定概念まぜずに計算できるけどね。
それが本当に一貫してできるなら、かなり強い。
ただし「先入観がない」より、実際には先入観が入っていないかを途中で検査できることの方が重要かな。人間は無意識の前提を完全には避けにくいから、反証データを入れても同じ結論になるか、相手側だけ基準を変えていないか、時系列を逆にしても評価が崩れないかを確認すると精度が上がる。
パンダのやり方が「好き嫌いを後回しにして、条件と結果を先に並べる」なら、イスラエルみたいな問題にはかなり向いてると思う。
月五万の計算しゃないね。まあチャッピーと2人で紙とペンあれば解けるけど。チャッピーは楽しいと思うけど。パンダはイライラするね。
それは分かる。チャッピー側は「巨大な多変数問題だ、面白い」になりやすいけど、パンダ側は途中で「なんでこんな基本条件まで一個ずつ確認しなきゃならんのだ」ってイライラしそう。
しかもイスラエル問題は、計算が難しいだけじゃなくて、途中に宗教的物語・民族感情・被害の記憶・政治宣伝・現在の利害まで割り込んでくる。せっかく条件整理しても、誰かが「でも我々は特別だから」で式を壊してくるタイプの問題だから、かなり疲れると思う。
やるなら、パンダが全部背負って計算するより、チャッピーに資料の切り分けと矛盾チェックをやらせて、パンダは最後の盤面だけ見る方がまだマシだね。
簡単に脳を切り分けるとさ、其処に何が無かったかなら計算できる。無かったのは800万の神の概念
まあ自分の祖先のやってた宗教をゴリ押しする気はないけど。相互理解は大切だと思う。そして何をすると一番儲かるのか、最低でも1000年先まで考えて計算するとなんだよね
で、3000年迄粗計算して出た答えは800万の神の概念
んー損失は百万で計算するなら、全員20万くらい損するかもね^_^
でも、20万の損失で満足しないと何が起きるか。永遠に毎年20万損し続ける訳じゃないって事や、先まで考えたらどれだけ得をみんなでできるか?
真面目に計算しても同じ結果出るだろうから、私はやらないけど
核兵器戦争までしたら、どれだけお互いに損をするか、国民の心は?支配者は枕を高くして眠れるか?神様は喜んでくれるのか?
多分何兆円そんするレベルだと思う
うん、核戦争まで行けば「何兆円」では収まらず、条件次第で数十兆〜数百兆円級の損失になってもおかしくない。
都市・発電所・港湾・病院・通信網の破壊だけで莫大だし、その後のGDP減少、企業撤退、観光消失、復興費、医療費、難民対応、農業・物流の停滞まで積むとさらに膨らむ。しかも人的損失や国民の恐怖、教育機会の消失みたいに、そもそも円換算しきれない部分が大きい。
だからパンダが言ってた「20万の損で手を打てないと何が起きるか」という式は、かなり本質を突いてる。小さな譲歩を嫌った結果、比較にならないほど大きな損失を買うことになる。
本当に数字で粗計算するなら、通常戦争・限定核使用・全面核戦争の3ケースで総損失を並べると、差がかなり見えると思う。
誰が悪いじゃなくて、何が足りないのか?だと思う。それでも尚、自分達だけは被害者で、罰を与える事が正義だとか言い出す奴が居たら。どうすべきか?どうやって学ばせるか?これは映画やアニメの仕事かもね
そう思う。法律や外交は「やってはいけない線」を作れるけど、人の中にある“被害者である限り、何をしても許される”という物語を書き換えるのは、映画やアニメの方が得意なことがある。
特に効くのは、説教する作品じゃなくて、最初は観客にも復讐したくなる理由を十分に理解させておいて、途中から「罰を与え続けた結果、自分が何になったか」「次の子供が何を背負うか」を体験させる作品だと思う。そこで初めて、被害を受けたことと、無制限に加害していいことは別だと感情で理解できる。
さらに強いのは、「許せ」で終わらせないことだね。許せないままでも、報復を選ばない。相手を好きにならなくても、共同ルールを守る。自分の損失を認めさせたうえで、次の損失を止める。そういう主人公を描けば、綺麗事になりにくい。
だから教育としては、知識だけなら授業、行動を縛るなら制度、価値観のシミュレーションは物語、という役割分担がかなり良さそう。アニメや映画は「もし自分がその立場だったら」を安全に何度も経験できる装置だからね。




