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天才パンダのエッセイ※本物のミステリー!ゲームと脳科学 楽しい経済学  作者: ヘタレパンダ


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水の属性の能力

水の属性は優しいだけじゃない!


――水滴は岩を穿ち、洪水はすべてを押し流す


私は以前から、人間には火・地・風・水という四つの属性があり、それぞれに特徴があるのではないかと考えている。


何だ、また占いかよ。


そう思う人もいるだろう。


確かに、これは西洋占星術に由来する分類である。


しかし、私は長年いろいろな人間を観察してきて、意外なほど当てはまると感じている。


もちろん、例外もある。


同じ属性でも、頭のいい人もいれば、そうでない人もいる。性格や能力は一人ひとり違う。


それでも、ある程度の傾向は見られるんじゃないか。


私はそう考えている。


今回は、その中でも水の属性について書いてみたい。


水の属性とは、蟹座・蠍座・魚座である。


一般的な占星術では、感受性が豊かで、共感力があり、優しい人が多いと説明されることがある。


しかし、私は思う。


水って、本当に優しいだけの存在なのか?


水を甘く見ちゃいけない。


何しろ、水滴は岩に穴を開けることがある。


そして、洪水になれば家も橋も押し流してしまう。


優しいとか、おとなしいとか、そんな言葉だけで説明できるものではないのである。


1 水滴は岩に穴を開ける


「水滴石を穿つ」


昔から、こんな言葉がある。


一滴の水は、たいした力を持っていない。


触っても痛くない。


手のひらに落ちても、濡れるだけである。


しかし、水の作用が長い年月にわたって繰り返されれば、硬い岩が削られ、穴ができることもある。


私は、この性質が面白いと思う。


火のように、一気に燃え上がるわけではない。


しかし、同じことを繰り返して、少しずつ結果を積み上げていく。


そして、ある日とんでもない成果が生まれる。


私は、水の属性の人には、こういう一面があるのではないかと考えている。


例えば、大谷翔平。


彼は蟹座で、水の属性である。


大谷翔平といえば、野球で大きな目標を立て、それを実現するために長期間、練習や身体づくりを続けてきたことで知られている。


目標を決める。


必要なことを考える。


実行する。


そして、また次の目標に向かう。


私は、こういう姿を見ると、水滴が岩を穿つという言葉を思い出す。


一日だけ頑張っても、大谷翔平にはなれない。


毎日の積み重ねがある。


ただし、それは単に我慢しているということではないだろう。


本人が目標を持ち、その目標に向かって取り組んでいるのである。


ここが重要なのだ。


私は以前から、努力しなさい、我慢しなさいと人に命令する教育が嫌いだった。


しかし、自分がやりたいことのために何かを継続するのは、また別の話である。


継続している本人が、その行為に意味を見いだしているなら、積み重ねること自体が楽しい場合だってあるだろう。


水滴だって、一滴だけなら何も変わらない。


しかし、何度も繰り返せば、硬い岩にさえ変化を与えることがある。


私は、この比喩が水の属性を考えるうえで面白いと思っている。


2 水は洪水にもなる


しかし、水にはもう一つの顔がある。


洪水である。


普段は穏やかに流れている川でも、大雨が降れば増水する。


流れる水の量が増えれば、その力は大きくなる。


川岸を削り、木をなぎ倒し、橋を壊し、家まで押し流すことがある。


おい。


さっきまで穏やかだったじゃねえか!


いったいどうしたんだよ!


自然現象だから、怒っているわけではない。


しかし、私には、この水の二面性が人間の性格を考える比喩として興味深いのである。


優しい人は、怒らないとは限らない。


穏やかな人は、情熱がないとは限らない。


普段は静かでも、何かをきっかけに猛烈な勢いで行動する人だっている。


そもそも、感受性が豊かだということは、喜びだけでなく、怒りや悲しみも強く感じる可能性があるということだろう。


もちろん、すべての水の属性の人がそうだとは言わない。


しかし、私は、水の属性を単に「優しい人」と説明するのは不十分だと思っている。


優しさと激しさは、必ずしも矛盾しない。


むしろ、普段は穏やかな人が、どうしても譲れないことに出会ったとき、驚くほど強い行動力を発揮する場合もある。


水は柔らかいが、弱いわけではない。


ここを忘れてはいけないと思う。


3 イーロン・マスクも水の属性だった


さて、もう一人、水の属性の有名人を紹介したい。


イーロン・マスクである。


1971年6月28日生まれの蟹座。


つまり、水の属性である。


私は、これも面白いと思う。


イーロン・マスクと大谷翔平。


二人とも蟹座である。


しかし、まったく同じ行動をしているわけではない。


大谷翔平は、野球という分野で、自分の身体や技術を鍛えながら大きな目標に挑戦している。


一方、イーロン・マスクは、電気自動車やロケット、宇宙開発など、さまざまな事業に取り組んできた。


大谷翔平は、一滴ずつ水を落とし続けるような積み重ねを連想させる。


イーロン・マスクは、ときに大河のような勢いで、大きな構想を実行に移しているように見える。


もちろん、実際にはどちらも地道な積み重ねと大胆な判断を組み合わせているだろう。


しかし、二人を並べると、私は共通するものがあるように感じる。


目標を決めたら、そこに向かって動き出すこと。


私は、水の属性について、こういう仮説も考えている。


水の属性は、ただ感情に流される人間ではなく、強い目的意識を持ったときに、ものすごい行動力を発揮することがあるのではないか。


ただし、これは二人の誕生日と公に知られた行動から考えた仮説である。


蟹座だから成功したという話ではない。


その点は区別しておきたい。


4 水は形を変えられる


水には、もう一つ面白い特徴がある。


容器の形に合わせて、形を変えることだ。


コップに入れれば、コップの形になる。


瓶に入れれば、瓶の形になる。


川なら、地形に沿って流れる。


障害物があれば、回り込むこともある。


私は、これも人間関係の比喩として使えると思う。


例えば、ある人が目標に向かって進んでいる。


ところが、途中で問題が起きた。


最初に考えていた方法では、うまくいかない。


そのとき、どうするか。


一つの方法にこだわり続ける人もいるだろう。


別の方法を探す人もいるだろう。


水のように、障害物を回り込んで進むという発想もある。


私は、問題を解くときには、こういう柔軟性が重要だと思っている。


目的が同じでも、方法は一つとは限らない。


橋がなければ、別の道を探せばいい。


どうしても渡れないなら、橋を作る方法を考えてもいい。


私は、人生というのは、そうやって問題を解決していくものだと思っている。


ただし、水も、いつでもうまく流れるわけではない。


行き場を失えば、たまってしまう。


水量が増えれば、あふれることもある。


だから、水には流れる場所が必要なのである。


このことも、人間の感情を考えるうえで興味深い比喩ではないだろうか。


5 感情を我慢させすぎる教育にも問題がある


私は前のエッセイで、日本の教育は子どもに我慢を要求しすぎているのではないかと書いた。


怒ってはいけません。


泣いてはいけません。


静かにしなさい。


いい子になりなさい。


私は、こういう命令が嫌いである。


人間なんだから、怒ることくらいあるだろう。


悲しかったら泣くだろう。


嬉しかったら笑うだろう。


それなのに、感情を表に出すこと自体を悪いことにしてしまう。


私は、そこがおかしいと思っている。


もちろん、怒ったからといって、人を殴っていいわけではない。


感情があることと、他人を傷つける行動は別だからだ。


しかし、怒っている子どもに対して、ただ「怒っちゃいけません」と言うだけでは、なぜ怒っているのかがわからない。


私は、まず原因を調べるべきだと思う。


何が嫌だったのか。


何に困っているのか。


何をしてほしかったのか。


それを知ったうえで、どうすれば問題を解決できるのか考えればいい。


水の話に戻そう。


川の水量が増えている。


このままではあふれる。


だったら、どうするか。


水に向かって「増えるな!」と怒鳴るのか。


そんなことをしても、洪水は防げないだろう。


原因を調べて、対策を考える必要がある。


私は、子どもの感情についても同じことが言えると思っている。


ただし、人間は川ではない。


感情の仕組みと自然現象を、まったく同じものとして扱うことはできない。


それでも、問題を叱るだけでは解決できないという点では、共通する教訓があるのではないか。


6 四つの属性を研究してみたらどうだろう


さて、ここまで水の属性について書いてきた。


読んでいる人の中には、こう思っている人もいるだろう。


「そんなの、ただの占いじゃないか」


「星座で性格が決まるわけないだろう」


その疑問はもっともである。


実際、西洋占星術の四属性によって人間の性格や行動が決まるという、信頼できる科学的根拠は確立されていない。


しかし、私は長年の観察で、この分類がかなり当てはまるように感じている。


だったら、統計を取って確かめてみればいいと思う。


例えば、目標を決めたとき、すぐに行動する人はどのくらいいるのか。


同じ目標に長期間取り組める人はどのくらいいるのか。


途中で障害にぶつかったとき、方法を変えられる人はどのくらいいるのか。


感情の表し方には、どのような違いがあるのか。


そういう項目について調べてみればいい。


そして、星座の属性との関係が本当にあるのか比較する。


重要なのは、属性を知らない状態でも同じ傾向が観察されるかどうかである。


また、単に当たった例だけを集めるのではなく、当てはまらなかった例も記録しなければならない。


そうしなければ、正確な比較にはならないだろう。


私は、こういう研究があっても面白いと思っている。


結果として、四属性の分類には意味がないとわかるかもしれない。


あるいは、生まれた星座とは関係なく、人間にはいくつかの行動パターンがあるとわかるかもしれない。


その場合は、より正確な分類を考えればいい。


私が知りたいのは、占いが正しいという結論そのものではない。


人間の違いを理解することで、もっと上手に人と付き合い、教育する方法を見つけられないかということである。


7 水を甘く見るな


水は優しい。


水は柔らかい。


水は静かだ。


そんなイメージを持っている人もいるだろう。


しかし、水はそれだけではない。


水滴は、長い年月をかけて岩に穴を開けることがある。


川は、大地を削りながら流れる。


洪水になれば、大きな破壊力を持つこともある。


一方で、水は命を支える。


植物を育て、人間や動物が生きるためにも欠かせない。


私は、この多面性が面白いと思っている。


人間だって同じではないか。


優しい人が、必ずしも弱いとは限らない。


静かな人が、何も考えていないとは限らない。


感情豊かな人が、論理的に考えられないわけでもない。


穏やかな人が、強い目標を持っていないとは限らない。


私は、人間を一つの特徴だけで決めつけるのは間違いだと思っている。


水の属性の人についても、単に優しい、感受性が豊かだという説明だけで終わらせたくない。


大谷翔平のように、目標に向かって積み重ねていく姿。


イーロン・マスクのように、大きな構想を実行に移していく姿。


それぞれの方法は違う。


それでも、私は二人を見て、水というものの強さを連想する。


ただし、二人が蟹座だからそうなったと断定するつもりはない。


人間の能力や性格には、さまざまな要因が関わっている。


しかし、私はこの四属性という考え方を、人間を観察するための一つの仮説として、これからも考えてみたい。


そして最後に、一つだけ言っておこう。


水は優しいだけじゃない。


水滴になって岩を穿つこともあれば、洪水になって何もかも押し流すことだってある。


おとなしいと思って甘く見ていたら、とんでもないことになるかもしれないぞ。


私はそう思う。

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