鼠の輪は王と呼ばれる②
犬dogとパーティを組んで下水道を進む。
理由は分からないが出てくるモンスターは犬dogが全て謎パワーで近づいてきただけで触れずにワンパンしていて暇なので、ステータス調整をしようと思う。
PN 担々麺 MJ メイジ SJ 無し
lv15
たいりょく 1600
まりょく 400(+9999)
ちから350(+9999)
じょうぶさ200(+9999)
きようさ500(+9999)
はやさ200(+9999)
かしこさ500(+9999)
NPC好感度 0(−100)
日光弱点 光属性弱点
闇属性得意 闇の種族
地獄の災呪
装備
みぎて 木の杖
ひだりて(木の杖)
あたま 無し
からだ 布の服
うで 無し
こし布の服
あし 無し
アクセサリー 無し
アクセサリー 無し
アクセサリー 無し
サモンモンスター
ダーティラットLv14
グラトニローチを倒してくれたおかげでだいぶlvが上がった、しかしそれよりもステータスの補正がすんごい。NPC好感度−100とかどうなるのか分からないよ。
あと、地獄の災呪が追加されてるね。種族が解放されてるからもう消えないないのかなぁ?まぁいいか。今のところデメリットわからないしね。
スキルを見てみよう。
だいぶspが溜まっているから色々強くなれそうだ。
◇◇◇◇◇
闇魔法を強化して、ヘビィダークボール、ディープブラックミスト、シャドウアームを覚えた。
魔法操作を強化して魔法上手と魔力節約術を覚えた。
サモンモンスターを強化して生贄サモンを覚えた。
スキル欄を見ていたら身体改造とクリエイトアンデットがあったので追加する。
spを使いすぎた……もう1spしか残っていないよ。
覚えたスキルを確認しようかな。闇魔法系は戦闘のとき見ればいいからスキップ。魔法上手と魔力節約術はどういう効果だろう。
魔法上手
魔法が失敗しなくなる。(まりょくが足りない場合を除く)
魔力節約術
低確率で魔法でまりょくが消費されない。
おぉ便利。魔法上手はイマイチ効果の良さが分からないけど、魔力節約術はとてもいい。
生贄サモン
既にサモンしているモンスターを全て生贄にして強力なモンスターを1体サモンする。
全てか。この全てが文字通りならば、公式wikiに載っていたサモンしたモンスターをマイハウスで働かせる事が出来るらしいが、そのモンスター達も生贄になるのだろうか?それともパーティに入っているサモンしたモンスターのみを対象なのかがわからないね。微妙だなぁ。
身体改造
自身の身体を改造することができる。
そのままだね。でもこれで4本腕や2つ頭とかができそうでやれるのが楽しみだね。
クリエイトアンデット
倒したモンスターに対してこのスキルで覚えられる魔法や技術を使うとアンデットを作成して仲間にすることができる。
最高だねぇ。spがないから何も魔法を覚えていないからまだ使えないけど非常に楽しみだよ。
◇◇◇◇
スキルなどの確認を終えて歩いていると、犬dogが話しかけてきた。
「そういや、なんでお前頭光ってんの?」
「なんとなくお試しではじめに作ってみたら見た目を気に入ってそのまま」
「はっはは、相変わらずお前が考えてることよくワッカンねぇな」
そのまま軽い雑談をしていると急に指先が熱くなってきた。
「え?」
「あ?どした?」
熱さは徐々に全身に広がっていき、つい昨日感じたものに近づいてくる。
「ここ太陽ないよね?」
「太陽?あるわけないだろ下水道だぜ?」
「だよね!」
徐々に強くなる熱さを耐えていると、遂に全身に火がついた。
「うおっ!!」
「アッツー!!!!あっつ!あっつ!!」
「なんだ!どうした!?なんで燃えた!?」
突然、火だるまとなりその場に蹲る自分を見て、慌てる犬dog。しかしすぐにハッとした様子で自分から離れていく。すると火は消え全身の熱さもすぅーっと消えていった。
「はぁはぁ、な、なんで?」
「わりぃ、俺の太陽神の加護がお前に影響したみてぇ」
「太陽神の加護……?」
「そうそう、太陽の如き力を得るっていう加護でさ、ちから依存で近付いてくるモンスターに火属性固定ダメージを撒けるんだよ。そんで今、太陽の如き力を得るっていったろ?多分多少はナーフされてるけど、俺自身が太陽判定になっててアンデットに対して影響だしてるんじゃねぇかな」
「あぁ……そういうやつね……」
「俺の半径2mが範囲だからちょっと離れて行動だな」
「了解」
アクシデントに動揺しつつも進んでいく。
◇◇◇◇
「着いたぞ」
犬dogがそういう目の前には錆びた鉄柵状の門がある。
「この先に下水道ボスのラットキングがいる。俺も一緒ににいくけどヤバくなるまで手は出さねぇから一人でやってみ」
「わかった。ヤバそうだったらお願いね」
そう言って自分が先に、後から犬dogが門を開けて入っていく。
道を進んだ先には半径100m程の円形フィールドが有り、周囲には下水がフィールドの下に向かってナイアガラのごとく流れている。
フィールドに足を踏み入れる。
『ヂューヂュヂュヂュヂュヂュー』
『【下水道のギャングリーダー】ラットキングが現れた』
システムメッセージと共に上からフィールドの中心に尾が絡まり輪状になっている10匹のクマネズミが落ちてきた。上部にはlv15と表示されている。
10匹のウチ、1匹だけ体躯が大きくそのネズミが鳴くと他のネズミが大きいネズミに合わせて同時に動き始めた。
「ヂューヂューヂュアッ」
ラットキングが回転しながらこちらに高速で突っ込んでくる。
ヘビィダークボールを唱えて当てるが効いていない。まるでそよ風を受けただけという風に無視をして突っ込んでくる。
「はーラットキングって闇魔法無効なんだな。初めて知ったわ。」
「えっ?うそマジ?」
「おん。鑑定眼使ったら闇無効火と光弱点って出てきたぞ」
「ヤバッ!攻撃手段ないんだけど!」
「まぁガンバ」
どうしよう。とりあえず回転攻撃を避けてダーティラットをサモンする。
「ネズミ君とりあえずアタック!」
「ヂァ!!」
ダーティラットは走って行き噛みつこうとするが、1匹に抵抗されネズミ対ネズミのタイマンが始まった。
「ヂューーア゙ァーー」
大きいネズミが立ち上がり長く鳴くと、他の個体も立ち上がり同じふうに鳴き始める。するとラットキングの上部にダークが出現しこちらにとんできた。
「ダーク」
それに合わせて自分もダークを当てて相殺する。ダーティラットはラットキングがダークを唱えている間に1匹に噛みつき続けて大分ダメージを与えられている。
装備を変えてみようかな。杖をしまい剣を装備する。走ってラットキングに近づき振りかぶる、すると大きいネズミが『ヂッヂアァ』と鳴き大きいネズミに覆いかぶさるように他のネズミが乗りかかった。
振り下ろした剣はネズミの盾に当たった。少し距離を離し落ち着く。
どうしようか。
はたして小さいネズミを攻撃しても倒せるのか?なぜ大きいネズミは小さいネズミを盾にしたのか。小さいネズミも攻撃されるとラットキングの体力が減るならば盾にするより初めの突進でに避けたほうがいい。ならばラットキングというのは大きいネズミのみを指し他のネズミは別個体なのでは?
………なんとなくギミックがわかった。正攻法は子分ネズミを全部倒してラットキングを直接殴るのだろう。他の方法は子分ネズミごとラットキングを殴る方法や子分ネズミを無視してラットキングのみを殴る方法が想像つく。………正攻法で行こう。
剣を構えてラットキングに近づく、すると再びラットキングはネズミの盾を纏う。なので馬鹿みたいに剣を何度も振り下ろして斬り続ける。ダーティラットはラットキングの下の方の子分ネズミに噛みついている。
『ヂァッヂァッヂュヂュァァーー』
数秒斬っているとラットキングが鳴いた。
子分ネズミが元の円形になりラットキングに合わせて回転し始める。何かヤバそうだ、すぐに距離を取って視界を広める。
しばらくすると、円の中心から連続してダークが噴水の様に飛び出してくる。これはアレだ。大技に見えるデレ行動と言うヤツだ。
すぐにダークを避けながら近づき、回転しているラットキング達に攻撃する。ダークを避けながら、複数回剣を振り下ろして当てていると、1つポリゴンが爆発したと同時にラットキング達の回転が崩れて少し吹き飛んだ後、地面でワチャワチャともがいている。
大ダウンというやつだね。
すぐにラットキングに近づき、剣で攻撃する。ダーティラットは子分ネズミに噛みついている。
5秒程もがいた後、再び体制を直したラットキング達は一定のHPが削れたからか行動が変化した。ラットキングに子分ネズミが乗ぬネズミの盾を常に行い、動きが遅くなりダークがメインウェポンになった。
ダークを避け剣で攻撃してネズミの盾を剥がしていく。しばらくヒットアンドアウェイを繰り返し2匹子分ネズミを倒した所で突然、ラットキングが真っ直ぐ吹き飛び頭から転ぶと同時に子分ネズミが散らばり離れた。
「なに!?」
「ヂュッヂュヂュヂュ〜〜」
「おぉ、ネズミすげぇな」
ダーティラットが誇らしげに鳴きつつ胸を張っている。ラットキング達を見ると尻尾の先が切れてなくなっている。どうやらダーティラットが尻尾の部位破壊をしたようだ。
「ネズミ君ナイス!」
すぐにラットキングに近づき剣で攻撃する。気分はまるで布団叩き。何度も何度も剣で斬ると、ラットキングが一度大きく鳴きポリゴンとなって爆散していった。
『ラットキングを倒した』
『鼠王の毛皮を2つ手に入れた』
『鼠王の繫尾を1つ手に入れた』
「おっす。おめっとさん、テレポ出るから出ようぜ。」
「ふぅ、うん出よう」
犬dogについていき、床に出現した青白い円形の光のうえに乗り下水道を出る。
◇◇◇◇
風景はかわり夜の街なか。初期リスだ。
「んじゃついてきてな。モンスターは魔王軍側のメインストーリー行くから案内するぜ」
「少しは余韻に浸らせてよ……」
さっさと話を進める犬dogに呆れつつ軽く文句を言いながらついていく。
ここからが本当のこのゲームのはじまりなのかな?




