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魔術師の功罪  作者: 尚文産商堂


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第79話

調査すべきことを確認し、それぞれ割り振りをしていると、急に電話が鳴る。

「はい、合同捜査班の班長、緒方です」

受話器を取り、まずはこちらの名乗りをする。

「あ、はい。手野病院の……ええ、ありがとうございます」

3人は、緒方の反応を見て、部屋から出ようとしたのを止める。

なにやら重要な情報が舞い込んできた予感がしたからだ。

緒方はメモメモと口で合図をしつつ、メモ用紙にボールペンでメモを始めた。

「ええ。手野病院に、北山の母親が救急搬送されて。ええ、ええ。家族への連絡をしようにも連絡先不明で、確かにそうですね。こちらも探しておりますから。ええ、えっ、宍粟の連絡先があった?!」

その一言で、3人は再び出発する準備を始めた。

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