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魔術師の功罪  作者: 尚文産商堂


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第77話

ガサ入れは、結局、ほとんど収穫がなかった。

身柄確保といっても、主だった幹部はすでに別の場所へ移動して雲隠れ。

それでいて事情を知っていそうな中堅どころを逮捕したものの、どこへ行ったかは誰一人として話してはくれなかった。

「……と、いうわけで、どこに行ったかが分からない、ということだ」

しばらくぶりの感覚もある捜査本部室へと戻ってきた4人は、捜査で仕入れた資料をこの1週間見直していた。

だが、欲しいと思う資料はほぼなかった。

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