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魔術師の功罪  作者: 尚文産商堂


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第69話

 緒方らの班がどうやら先頭になるらしい。

「では行きましょう」

 全員が魔術師以上の資格を持っているだけあって、銘々武器となるような魔道具を装備していた。ただし、緒方らと一緒に捜査班を構成している根来と放出の二人は例外で、彼女らだけは緒方らが護るために、ということで御札をそれぞれに渡していた。

「この御札を皮膚に接するように、まあ伴倉庫みたいに貼っていてほしい。場所はどこでもいいから。魔術での攻撃に耐えてくれるから」

「わかりました」

 緊張をしているようだ。受け取り、それを利き手の逆の手首の内側に貼り付けているが、それが少ししわになっていた。

「緊張しているようだから言っておくが、俺らより前に出なければ安全だ。あと、後方30メートルぐらいの位置に居たらもっといいんだが」

「そのあたりなら攻撃を受けても大丈夫なんですか」

 思わず、根来が聞いた。

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