第2話【大神京子_任意の部位を痒くする魔法】⑦★★★
さて、目で楽しんだ後は意識を手に向ける。
改めて、大神のズボンの中に手を入れているという状況に眩暈がする。
大神のズボンの中はまるで小さなサウナのように熱と湿度を持っていた。
「いや!ほんとにだめ!
またアレが来たら私耐えられない」
大神がよくわからないことを喚きながらバタバタと動く。
左右で山本と安井が押さえているため身動きはほとんど取れないが、それでもお尻を浮かしたり体を捩ることはできるようで、そのわずかな動きで精一杯の抵抗を見せる。
だが、そうやって動くたびに、大神の大事なところが指に触れる。
もちろん、こちらから積極的に触れにいくとR15を越えかねないので自重するが、向こうからぶつけてくる分には不可抗力だ。
「やめて!」
大神が腰を浮かす。
左手にスポブラと同じ素材のパンツが触れる。
すべすべしててとても肌触りの良いそのパンツは少し湿っている。
「お願いおかしくなっちゃう」
大神が腰を捩る。
ぐにゅっと、僕の小指の第二関節がパンツの最も湿っている箇所に沈み込む。
その途端、大神が慌てて腰を引く。
経験がないから確かなことは言えないが、おそらく女の子にしかない部位が触れたのだろう。
森崎先輩の時は露わになったその部分を見たが。触れることはなかった。
おっぱいに続いてこちらも触るのは初めてだ。
僕としてはこの時間がもっと続いてくれてもいいのだが、あまり長引くといくら不可抗力の連続とはいえR15を超えそうだ。
超えてしまうと何が起こるかは、わからない。
けれどこれだけ強力な魔法を使える魔導書がわざわざ警告しているということは、それなりに大変なことが起こるのだろう。
今はまだ避けた方がいい。
僕は名残惜しさを感じつつも両手を合わせて円を作る。
さっきまで大神が掻きむしっていた部位に狙いを定めその円を当てがう。
太ももの根元は柔らかい部分と股関節に続く筋張った部分が混在している。
触り心地だけでいえば腋の方が良かったが、一番大切な部位のすぐそばだという事実が興奮を掻き立てる。
「ダメなのに…」
大神が抵抗しつつも諦めたように呟く。
僕はお決まりの流れで大神の太ももを締め上げていく。
そして今度も充分に締め上げたら、左手だけを残して右手を抜く。
右手を抜いて開いた太ももの裾に顔を近づける。
汗でしっとりと湿った太ももに頬が触れる。
ズボンの中からもわっとした空気と共に濃い匂いが漏れ出てくる。
汗とおしっことはじめて嗅ぐ何かが混じり合ったその濃厚な香りは鼻を突き抜けて脳を揺さぶる。
思わず暇になった右手が自分の股間に伸びかけた。
その右手をありったけの精神力でねじ伏せる。
右手が暇にならないよう大神のお尻に手を回す。
胸とも太ももとも異なる柔らかくハリのある感触が体操服越しに伝わってくる。
僕はそのお尻を軽く持ち上げる。
そうすることで、M字に開かれた大神の太ももの角度が少し変わり顔を入れやすくなった。
僕は、あえて鼻から息を吸う。
むせるような濃厚な大神の股間の香りが肺いっぱいに満たされる。
それを思いっきり大神の太ももの根元目掛けて吹きかける。
それと同様に左手をギュッと閉じてつねりあげる。
これまでの三回よりも強く、捻りを加えながらギュッとつねる。
「ダメ!ダメ!あーーーー」
大神がこれまでで一番の力を振り絞って暴れる。
たまらず、山本と安井が手を離してしまった。
大神は自由になった手足で自衛の姿勢をとる。
誰も触れることがないよう、開いていた股を綴じ、股間を両手で覆おうとした。
だが、そこにはすでに僕の頭があった。
ではどうなるか?
答えは単純。
大神は、僕の頭を自らの股間に押し付けながら、押し付けた僕の頭を両太ももで挟み込むような姿勢をとった。
不意に頭を抑えられ僕は、なすすべなく大神の股に突っ伏す。
体育着越しに少し筋張った股関節の感触が届くと同時に両側から太ももが押し寄せる。
口が体操服で塞がる。
「ぅう……あぅ……」
息ができない。
と叫んだはずが、大神の体操服に押し付けられた口からは声が出ない。
僕の顔は前後左右から強く圧迫を受けている。
一番強いのが両側の太もも、ついで後ろから押さえつけてくる手のひらからの圧力だ。
前面の股間は存在感こそ強いが、他の三面に比べると押さえつける圧力は小さい。
むしろ他の三面からの力を受け止めている。
このまま圧力を受け止めていると遅かれ早かれ僕は窒息で失神する。
そうなる前に手を打たなければならない。
残されたわずかな空気を使って僕の脳みそが導き出した答えは、『前進』だった。
僕は残ったありったけの力をふり絞り、大神の股間の目掛けて頭を押しつける。
これまで外に逃げようとしていた僕の頭が急に逆の動きをしたことで大神が困惑したのか、太ももと手のひらの圧力がわずかに緩む。
その先を見逃さず、今度は首を思いっきり振る。
鼻が、口が、大神の大事なところにバシバシと当たっている気がするが、そんな感触に意識を持っていく暇はなかった。
首を振り頭を押し付けるごとに、大神の体は震え力は弱くなる。
「ダメ!これ以上は本当にダメ!
あっあっ、ああーーーー」
大神の叫び声と共に、体操服越しに暖かい液体が染み出してきた。
それと同時に、大神の力が完全にぬける。
僕はその隙を見逃さず、即座に頭を引き抜く。
「し、死ぬかと思った」
リアルでこんなことを口走るとは夢にも思っていなかったが、大神の拘束を逃れて最初に口をついたのはそんな言葉だった。
呼吸を整えて視線を上がると、そこには床に水溜りを作って恍惚の表情を浮かべて放心状態の大神と、それを支える山本と安井の姿があった。
床の水たまり
それは土曜日に見た光景に酷似していた。
ということはこの顔にかかった液体の正体は……?
僕は慌てて服の袖で顔を拭う。
拭いながら考える。
僕は今回、尿意を操る魔法は使っていない。
魔法を使わずとも失禁することはあるだろうが、大神のパンツを濡らすこの液体はおしっこというよりも……
そんなことを考えていると
「はいこれ山田っちの荷物」
「今日はありがと!後のことは私たちがやっておくから今日はもう帰った帰った」
「あ、今日起こったことは誰にも話さないでね!
私たちも黙っておいてあげるから」
「その変なおまじないも、他の女の子にはしない方がいいよ。
もし誰かにしたくなったら私たちが相手してあげるから」
「あ、心配しないでね!多分京子も感謝してるはずだから」
「そうそう、なんなら一番いい思いしてるまであるわ」
「けど、ここから先は流石に女子だけで片付けるから」
「「今日のところは一旦帰って」」
有無を言わさぬ勢いで山本と安井が、僕を教室から追い出す。
僕も馬鹿ではないし、経験がないなりに性の知識はネットの世界から得ている。
大神に起こった現象、僕の顔を濡らした熱い液体の正体はなんとなく想像がつく。
僕は、さっき顔を拭った袖の匂いを嗅ぐ。
ほのかに大神の匂いがする気がした。
廊下を一人歩きながら、怒涛のように過ぎ去った掃除時間の出来事を反芻する。
目にも手にも三人分の生々しい感触がしっかりと残っている。
思い出すだけでムクムクが元気になる。
大神のことは心配だが、山本と安井がついているので大丈夫だろう。
僕は遠慮なく家路を急がせてもらう。
なんせ今夜も忙しくなるだろうから。
******
翌日の放課後。
僕は四人で教室の掃除をしていた。
どういう心境の変化があってのか、今日はみんな真面目に掃除に取り組んでいる。
大神からは掃除の前に正式に謝罪があった。
どうやら部活で問題が起こっているらしく、そこから目を背けるために少しでも部活に行くのを遅らせようとサボっていたそうだ。なんとも幼稚な理由に怒る気力も失せてしまった。
山本と安井は大神に付き合っていたそうだ。
僕としては、おいしい思いができ昨夜はかなり捗ったし今日から真面目に掃除してくれるなら文句はない。
謝罪の最後、伏目がちになった大神が言った。
「昨日のアレのおかげで、最近の悩みのストレスが少し消えてスッキリしたの。
だから、また蚊に刺されたらお願いしていい?
ちょっと恥ずかしかったけどそれも我慢するから」
その言葉に掃除中だというのに、僕のムクムクが反応した。
掃除当番はあと四日続く。
四人だけの放課後が四日続くのだ。
その提案はこちらとしてもやぶさかではなかった。
僕は早速バックの中の魔導書に触れる。
今度はどの部位にしようかな?
第2話 完
次回第3話は、
森崎千紗 感覚遮断魔法(低級)
を予定しています。
こんな変な話しですが、何件かブックマークしていただいております。ありがとうございます。
また毎度の誤字報告もありがとうございます。
大変助かっています。




