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205号室:赤色のメドューサの部屋
101号室:黄色のジェイソンの部屋
「ボクは、慶応ボーイだよ。あるものに対する意識は、その意識を押さえつけるなり、否定しようとするなりの、抵抗を受けてはじめて、明確に生じてくるらしいんだ」
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……それから私も成長して、高校2年生になったある日のことでした。
休憩時間に、同級生から、「どうしたの?その頬。誰かに殴られたの?」と、妙な事を聞かれたのです。
私は、なんの事か分からず、その場で咄嗟に、「ぶつけたの」と応えましたが、その日を境に、鏡ばかりを気にするようになったのは事実です。
それまでは、全く意識することはありませんでしたが、鏡に写った私の顔は、左側半分だけ、なぜか青いアザがあったのです。そう、ちょうど、城の主に頬をひっぱたかれた後のような…。
101号室:黄色のジェイソンの部屋
「ボクは、慶応ボーイだよ。プラシーボ効果とは、偽薬効果のことだよ。例えば、睡眠薬だ、と言ってビタミン剤を与えると、そのつもりで飲んだ人には、効果が出てくるらしいんだ」




