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205号室:赤色のメドューサの部屋
101号室:黄色のジェイソンの部屋
「ボクは、慶応ボーイだよ。上機嫌の振りをしてると、ホントに上機嫌になってしまうんだ。落ち込んだ時や苦しい時など、むしろ苦しいからこそ、快活に行動するべきなんだ。これこそが、明るさを取り戻す近道なんだよ」
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まるで、運命に翻弄され、引き裂かれた恋人同士のようにです。
そこへ、2人の兵士を両脇に従え、長いマントを垂らした、この城の主がやって来ました。
その男は私に近付き、左の頬をひっぱたいたのです。
その反動で、私は後ろの方へ倒れ込みました。
嫌な記憶です。忘れたい記憶です。これは、前世の記憶なのでしょうか。もう2度と、思い出したくありません。
なぜ、生まれた時から消えない記憶なんて、あるのでしょう。まだ子供だったのに、どうしてこういう体験を覚えているのでしょう。
101号室:黄色のジェイソンの部屋
「ボクは、慶応ボーイだよ。ウソが大きければ、必ずその中に信じられる一定の要素がある。小さなウソよりも大きなウソに引っ掛かる、と言ったのは、あのヒトラーさ」




