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102号室:青色の河童の部屋
306号室:ピンク色のヤクザの部屋
「ワタシは、人工知能ロボットですます。魚も、屁をする、ですます」
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ここだと思った部屋で立ち止まる。その先にも、ドアがある。だが、そのドアは決して開けてはいけないような気がした。入ったら、もう2度と地上に戻って来れない気がした。
酔っ払って、真冬日の路上に寝ていた時、アタイは、デパートの屋上にいた。曇り空がよく見えた。風が冷たい。どこからか、誰かが手放した風船が飛んでいった。アタイも子供の頃、よくやった。手放した瞬間、空に飛んでいく風船ほど、淋しいものはなかった。
ところで、この屋上までアタイを連れて来て、置き去りにして、ドアを閉めたのは一体誰だったんだろう…。『非常口』と印字されたドアが一つある。だが、こちらからは決して開かない。果たして、ここから、脱出出来るのだろうか…。
306号室:ピンク色のヤクザの部屋
「ワタシは、人工知能ロボットですます。サーファーにとって、30メートルの波は、墜落死を意味する、ですます」




