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りくの詩  作者: 山田りく


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りく寓話十四夜【ロバを売りに行く親子】


ロバを売って金にしようと

親子が市場へロバを売りに行く話


トコトコ歩いていると

「ロバがいるのに歩くなんて馬鹿だろw」

と煽られました。


「それもそうか!」

と、子供をロバに乗せました。


カポカポ歩いていると、

「親を歩かせて、自分が楽するなんて、なんて親不孝ものなんだw」

と、煽られました。


一応、殴っておいて、

「まあ、批判は御尤も」

という訳で、親がロバに乗ることにしました。


カポッカポッと進んでいると、

「子供を歩かせて、自分だけ楽するなんて毒親w」

と、煽られました。


取り敢えず、川に沈めて、

「二人で乗るか……」

と、なりました。


のっそりのっそり歩くロバ

それを見た人が

「ロバが可哀想だろw動物虐待w」

と、煽られました。


「確かにロバが可哀想か……」

「よし!……こいつを売りに行こう」


そう結論を出した親子は、

村人をロープで縛り、猿轡をかませ

ロバに乗せました。


カッポリカッポリ道を進みます。

もう、誰も煽る人はいなくなりました。

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