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りく寓話第十一夜【舌切り雀】
あるところに、心優しいおじいさんと、欲張りで意地悪なおばあさんが住んでいました。
おじいさんとおばあさんは仲があまり良くなかったので、家庭内別居中です。
そろそろ5年目になるために、おじいさんとおばあさんは離婚協議を始めます。
どちらも条件は譲らない為に話し合いは平行線を辿るばかりでした。また、明確に破綻しているとは認められなかったので、取り敢えず、婚姻関係を継続する方向で話し合いは進められます。
おじいさんとおばあさんの仲はさらに冷え込んでいきました。
そんなある日、おじいさんは雀を拾いました。
甲斐甲斐しく手当てしてました。
ある日その雀が、おばあさんが作っていた糊を全部食べてしまいました。糊はお米からできております。とても美味しゅうございました。と雀は大満足。
おばあさんは、カンカンに怒り、雀の舌を切り取り、追い出してしまいました。
おじいさんはそれ知り、ワシの雀を傷つけて勝手に追い出すなんて!と、裁判所に駆け込みました。
この出来事が決定打となり。
おじいさん優勢の条件で離婚が成立しました。




