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自分の理解者

自分の心は自分しか理解できない。

故に自分が自分の心を理解してあげることができなければ、自分の心は孤独になってしまう。

他人があなたの心を理解しようとしても、それは心の捉え方の一つでしかなく、あなたの心を理解してくれているわけではない。

他人はあなたにあなた心を理解するきっかけにしかならず、あなたが誰かにあなたの心を理解されていると感じるのならば、それは偶然心の理解の仕方が同じ人であったのだろう。


自分の心を大切にできるのは自分だけだが、心の理解の仕方が同じ人はお互いの気持ちがある程度理解できてお互いにとってとてもいい理解者になれることだろう。

そんな人と友人になれたのなら、そんな人と恋人になれたのならば、どんなに素敵なことだろうか?


あなたは相手があなたの心を理解しようとしてくれる人が好きですか?

もし好きなのであればきっとあなたも相手の心を理解しようとする人間なのでしょう。

人は大きく違う人を好きになることは少なく、ある程度同じ人の中の自分にはない一面に惚れるのだろう。


私には行動力が足りない。

臆病で、傲慢で、愚かで、面倒な人間で、臆病が故に考えたことを行動に起こせず、傲慢が故に他人を認めるのが苦手で、愚かが故に時折おかしな選択をする。

そんな面倒な人間同士は惹かれあってしまうのか?

多分惹かれ合うのだろう。

そうであるからこそこの世には類は友を呼ぶという言葉がある。

でも自分と全く同じ人に惹かれることはほぼないと言ってもいいだろう。

なぜならその人は自分と同じことができなくて、自分と同じ欠点を持っている。

自分をナルシストのように愛せる人でなければそんな人を愛することはできないだろう。


人が惹かれるのは自分にはできないことができる人であり、自分自身が手に入れることのできないものと手に入れる行為であるとも考えることができる。

人間が一人では生きていけないのはよく言われることだが、一人で生きていけない人間が自分のそばに置く人間は自分によく似ていて、自分にはできないことが出来る人間なのはもはや必然なのかもしれない。


人は自分一人で自分の心を肯定することが下手で、誰かに自分の子悪露を理解してほしいと叫び続ける。

まるで赤子のようだ。

赤子のように分かって分かってと嘆き、傲慢にも自分のことをわかってくれない人は自分のことを理解しようとしてくれないと喚く。

理解しようとしていないのではないのだ、理解できないから理解しようとしてないように見えるのだ。

私だって誰かに私の心を理解してほしい、でも私は私だから頑張って私のことを理解するのだ。


著:他人を信じきれない者


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