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高潔な人間になりたい

絶対的な正義は人々の心の支柱になり、人々が人生という道で迷わなくなる道標になる。

でも現実にそんな都合の良いものはない。

だからこそ人々は己の中に正義を宿し、それを支柱にしそれを道標にして心の支えとする。

それは今を生きる人間すべてが行っていることであり、誰しもが自分にとって大切なものがあるということに他ならない。


だからこそ人々は己にとって大切なものを傷つけられることを恐れる。

自分の支柱であり自分の目標であるものを害されて平然としていられる人がどこにいるだろうか?

誠に残念なことにこの世界にはそう言ったことをする輩が平然とのさばっている。


自分にとって大事なものが他人を害するような人間がいるのかもしれないが、私だったらそんな人と一緒の社会で生きていきたいとは思えない。

この世界の住人は優しい人が多過ぎる。


自分が傷つけられても他の人が傷付かなければいい。

自分が寂しい思いをしていても他の人が幸せならそれでいい。

自分が馬鹿にされていても誰かが称賛されるならそれでいい。

そんなことは絶対にないのに。


人間は綺麗な人間であろうとするが故に悪意ある人間っぽい何かに害される。

人間っぽい何かが綺麗事っぽいことを言えばそれを信じてしまうのが人間であり、人間っぽい何かが嘘をついていても信じてしまうのが人現だ。

なんて愚かな生物だろうか?

賢ぶる人間っぽい悪意にいくら騙されようともその人間っぽい何かが人間である可能性を信じて同族として扱ってしまうのだ。


人間っぽい何かは人間たちが持つ心の支柱を破壊し、人間の心折って遊ぶ。

人間っぽい何かたちにとって人間とはただ自分たちが壊して気持ち良くなるだけの玩具であり、人間の姿をしているだけで人間であるはずがないのだ。

考えても見たまえ、もし世界があの高潔な人間だけで構成されているのであれば、世界はもっと美しかったことだろう。

人間っぽい何かはその高潔な人間に憧れ、その高潔な魂を欲して人間の中に紛れ込む。

しかし彼らは所詮高潔な人間ではない。

だからこそ手に入らない人間の高潔な魂を羨み妬むが故に人間を壊してしまう。


彼らはどう足掻いても高潔な人間ではないのに、分不相応にもあの高潔な人間に憧れ、彼らと同じ次元を目指して歩を進めるのだ。

そんな彼らを見て人間たちは人間っぽい彼らを受け入れようとする。

何度裏切られようとも何人壊されようとも彼ら人間は人間っぽい彼らがいずれ同じ人間として暮らせることを信じてくれている。

我々はその期待に応えなければならない。


著:人間っぽい姿をした人間を目指す者

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